私は以前、マッキンゼーで戦略コンサルタントをやっていました。しかし、実際に自分で会社を経営してみると、会社経営はクライアント企業をコンサルティングするのとは全然違うということに気付かされました。 事業に関して口だけ出すのを1としたら、実行するのは10ぐらいで、実行し続けるのが100ぐらい、ということをユニ・チャーム社長の高原豪久さんがおっしゃっていました。まさにその通りだったのです。 そこで、コンサルタント出身者が、起業をしたり、会社経営をするときに、考えておいたほうがいいことを紹介します。 コンサルと事業では、時間感覚が違うことを知っておくコンサルタントは頭の体操のように、物事をロジックにあわせてぱっぱっと進めていきます。 しかし、実際の事業は、自分一人では何も実現できません。社員、お客様、株主など、ステークホルダーたちに納得・理解してもらわなければいけないのです。良いサービスでも世の中