<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2009年04月21日 (火)時論公論 「動機不明で幕 毒物カレー事件」 【藤井キャスター】 11年前、和歌山市で起きた毒物カレー事件で、きょう、林真須美被告に対する最高裁判所の死刑判決が出ました。動機がわからないまま終わることになった裁判について、友井解説委員です。 【友井解説委員】 夏祭りの会場で、カレーライスに猛毒が入れられ、被害の大きさや被告の言動によって大きな関心を集めた事件は、最高裁も死刑という結論になりました。 事件の真相を明らかにする場として、裁判にどこまで期待することができるのか、そして1ヶ月後に始まる裁判員制度に向けた課題、という観点から、今回の裁判や判決を見ていきます。 【事件の特徴】 <全体像> 事件は、平成10年7月25日に、和歌山市園部地区の夏祭り会場で起きました。 カレーライスを食べた住民67人がヒ素中毒