後方照応(こうほうしょうおう、cataphora)とは、言語学で、談話(discourse)において、後ろにある表現で同じ対象を指す(同一指向 Coreference)表現のこと。つまり、後に述べられる表現が、その前にある表現を言及するか表現する。 概要[編集] Finding the right gadget was a real hassle. I finally settled with a digital camera.(ぴったりの道具を見付けることは本当に煩わしい。結局、私はデジタルカメラに決めた) この談話の中で、前にある「ぴったりの道具」が指している対象は「デジタルカメラ」で、これは同一のものである。 後方照応は内部(文脈)照応(Endophora)の一種で、前方照応と逆のものである。 後方照応は修辞的効果のために使われることが多い。サスペンスを構築し、説明を与えることができ