大阪市の橋下徹市長(45、維新の党最高顧問)と、京都大大学院の藤井聡教授(46、内閣官房参与)が、痛烈なバトルを展開している。当初、大阪都構想をめぐる政策論かと思われたが、「バカな学者の典型」「ヘドロチック(=道頓堀川のヘドロになぞらえた風刺)」「ヒトラーに似ている」など過熱し、論戦は脱線気味なのだ。 発端は1月27日、藤井氏がネットに寄稿した「大阪都構想:知っていてほしい7つの事実」と題する文章だ。藤井氏は、都構想を「『大阪市を解体する』ということだけ」「年間2200億円の大阪市民の税金が市外に『流出』」「市民はさらなる疲弊にさいなまれるようになることは決定的」などと指摘した。 これに対し、橋下氏はツイッターで、藤井氏を「バカな学者の典型」と断じ、賛同する投稿には「デマです。市民財産は市外にばらまかれません。特別区民のために使われます。むしろ市民以外が府(都)民税で市内インフラなどを薄く