【ドーハ=斉藤太郎】安倍晋三首相は28日、カタールのドーハでタミム首長と会談し、シリア情勢について「シリア情勢の悪化の責任は、暴力に訴え、無辜(むこ)の人命を奪い、人道状況の悪化を顧みないアサド政権にある。アサド政権は道を譲るべきだ」と述べ、退陣を要求した。 安倍首相は化学兵器の使用疑惑について、「きちんとした調査で事実関係が早期に明らかにされることを強く望む。国際社会は急いで暴力の停止を実現していかなければならない」と述べた。 関連記事米国務長官、シリアの化学兵器使用断定 アサド政権批判8/27シリア、国連調査に同意 化学兵器疑惑、きょうにも立ち入り8/26シリア、国連調査に同意 化学兵器使用疑惑めぐり8/26米ロ、アサド政権めぐり平行線 国際会議開催では一致6/18安倍首相、シリア難民支援に1千万ドル 無償資金協力へ6/18アサド政権との関係断絶を表明 エジプト大統領6/17シリアで