アジアとヨーロッパを結ぶエジプトのスエズ運河で、船の通過にかかる時間を短縮するための拡張工事が完了し、6日、各国の首脳らも出席して盛大な式典が開かれました。 式典には、日本の薗浦外務政務官が出席したほか、フランスのオランド大統領ら各国の首脳や閣僚が招かれました。 今回の拡張工事によって、スエズ運河は、これまで幅が狭く南北交互の通航だった区間が両側通航となり、船の通過にかかる時間が大幅に短縮され、より多くの船が通れるようになります。工事は当初の3年の計画を1年に短縮して完了し、シシ大統領は「エジプト人が力を尽くし、人類とその繁栄のために贈り物を届けた」と述べ、新しい運河の門出に胸を張りました。 エジプト政府は、8年後の2023年には、1日に通過する船が現在のおよそ2倍に増え、収入も2.5倍に増加すると見込んでおり、経済が低迷するなか、手堅い収入源として期待を寄せています。 世界の海運では、太