英エリザベス女王に1947年から連れ添ってきた夫のフィリップ殿下が死去した。99歳だった。英王室が発表した声明によれば、殿下は「9日朝にウィンザー城にて安らかに息を引き取った」という。 英王室の一員として長年にわたり精力的に公務をこなし、さまざまな健康問題を乗り越えながら、晩年まで公務を引退することはなかった。 王室のしきたりに従えば、フィリップ殿下は公の場では女王の2歩後ろを歩かねばならなかったが、海軍士官として第2次世界大戦に従軍した殿下は女王の影として生きることを潔しとしなかった。ふさわしい役割を自ら見いだし、世界自然保護基金(WWF)の総裁を務めるなど、数多くの組織の代表ないしパトロンとして活躍。女王に付き添った公式外国訪問は250回を超えた。 初めての出会い
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