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歴史と書評に関するarajinのブックマーク (177)

  • 三国志の後半ってどうして人気無いの? :【2ch】ニュー速クオリティ

    184年 黄巾の乱 | |ここまでは分かる | 234年 諸葛亮没 | |何があったの? | 263年 蜀滅亡 265年 魏滅亡 280年 呉滅亡

  • 「土の文明史」はスゴ本

    土壌の肥沃さと土壌浸から歴史をとらえなおす快著。文明の発展は土壌の搾取と放棄のくり返しによるものだということが分かる。 ■ 結論 書のシンプルな結論を図で説明する(p.17より引用)。「土」はもっとも正当に評価されていない、かつ、もっとも軽んじられた、それでいて欠くことのできない天然資源である。肥沃な土壌は、地下からの岩石の風化と地表での侵、およびその間の微生物・昆虫・ミミズなどの生物と植物類の生態系のバランスの上に成り立っている。あらゆる文明の興亡は、「いつこの土壌を使い尽くすか」「肥沃度をどのように保(も)たせるか」に依拠する。土壌の生成を上回るペースで浸を加速させる農業慣行により、肥沃な土壌を失ったときが、文明の滅ぶときである。つまり、土の寿命こそ文明の寿命なのだ。 ■ 超広角で大深度で人類史的な視座 環境破壊が歴史を変えた着眼点に「土」をもってくるところがユニークだ。しかも

    「土の文明史」はスゴ本
    arajin
    arajin 2010/04/30
    「土壌の生成を上回るペースで浸食を加速させる農業慣行により、肥沃な土壌を失ったときが、文明の滅ぶときである。」
  • 天明の飢饉に学ぶこと: 極東ブログ

    江戸時代の日ではだいたい50年周期で飢饉が発生した。大飢饉は江戸四大飢饉とも呼ばれ、寛永の飢饉(1642-43)、享保の飢饉(1732)、天明の飢饉(1782-87)、天保の飢饉(1833-39)がある。最大のものが天明の飢饉である。 なぜ飢饉が発生したかについては、天候不順による凶作がよく挙げられる。虫害もある。米の生産側の問題に対して、米を扱う政策上の問題もある。江戸時代後期になるにつれ貨幣経済の発展から財政難の各藩は備蓄米を大阪で売って貨幣化していた。ヒトよりもカネといった次第であった。飢饉の背景には、騰貴もあったし流通の問題もあった。 飢饉の原因は複合的に考える必要があるが、それでも予想外の天候不順の要因は大きい。天明の飢饉にも冷害が関係しているが、この冷害を引き起こした一つの要因に、日から遠いと見なされるが、アイスランド南部のラカギガル火山(Lakagígar)の噴火も想定さ

  • ギョベクリ・テぺ(Göbekli Tepe)遺跡のこと: 極東ブログ

    ネットで有名な文科系の知識リソースの一つに「世界史講義録」(参照)があり、はてなブックマークでは5000近いブックマークがされている。高校の先生が講義ノートをまとめたものらしい。久しぶりに訪問してみると、宗教史に関連する一部は「ものがたり宗教史 (ちくまプリマー新書:浅野典夫」(参照)となっているようだ。ちくま新書なのは、「[書評]中学生からの哲学「超」入門 ― 自分の意志を持つということ(竹田青嗣): 極東ブログ」(参照)で触れた同書の推薦があったからではないだろうか。 さて、私はといえば、このサイトの冒頭の話をざっと読んだとき、高校生の授業としては妥当な内容ではないかなと思ったが、率直にいうと、私が高校生のころの学校の世界史とあまり変わってなくて(ちなみに私は高校生のころトインビーも読んでいた)、自分では興味がもてないでいた。私が現在の高校生にこの分野ので勧めるとしたら、「世界史の誕

    arajin
    arajin 2010/03/13
    集団を形成・維持するために宗教の類が必要だとすると、「最初に宗教があり、聖地と神殿ができ、その維持のために人が集まり、集まるために農耕や定住が進み、都市ができ、文明となった。」は正しいかも。
  • へぇ、世界史ね - finalventの日記

    はてなブックマーク - 僕は今まで世界史を全く勉強せずに生きてきました.大学受験時代は,ただの丸暗記教科と見ないしていて興味がわからなかったのです. しかし,今は,現代というものがどう.. - 人力検索 元⇒僕は今まで世界史を全く勉強せずに生きてきました.大学受験時代は,ただの丸暗記教科と見ないしていて興味がわからなかったのです. しかし,今は,現代というものがどう.. - 人力検索はてな 各種書籍の勧めがあり、それぞれいいんじゃないかとも思うし、一般的に言って、世界史に関連する書籍は良書ほど読みづらい。 私が思うのは、世界史を知る必要が出てくるのは、40歳半ばではないかと思う。自分という人間が僥倖ありて半世紀も生存し、そのなかに歴史が溜まってくるなかに、きちんと日史や世界史というものが目覚め始める。 質問者は「しかし,今は,現代というものがどういうコンテキストの中に埋め込まれているか

    へぇ、世界史ね - finalventの日記
    arajin
    arajin 2010/02/28
    「私が思うのは、世界史を知る必要が出てくるのは、40歳半ばではないかと思う。自分という人間が僥倖ありて半世紀も生存し、そのなかに歴史が溜まってくるなかに、きちんと日本史や世界史というものが目覚め始める」
  • [書評]中国の大盗賊・完全版(高島俊男): 極東ブログ

    誰が読んでも面白いというのがある。当然、ある程度大衆受け的な部分のトレードオフがあり、「ちょっと単純化しすぎるかな」「世俗的だな」という部分がデメリットになるものだ。これに対して、一部の人が読むとバカ受けに面白いというのもある。痛快な書「中国の大盗賊・完全版(高島俊男)」(参照)はどちらか。その中間くらいにある。誰が読んでも面白いとまではいえないし、一部の人にバカ受けということもないだろう。ただ、そこのトレードオフでいうなら、おそらく最適化された書籍だろうし、中国史の理解に自負がある人を除き、普通に中国史と中国文化に関心を持つ人なら、依然必読書だろう。「完全版」でない1989年版は多くの人に既読かもしれない。完全版は2004年に刊行された。何が「完全版」なのか。それは、筆者高島氏が当に書きたかった終章が再現されていることだ。 1989年版つまり平成元年版が書かれたのはその前年か前々

  • [書評]日中戦争はドイツが仕組んだ 上海戦とドイツ軍事顧問団のナゾ(阿羅健一): 極東ブログ

    先日、日中双方10名ほどの有識者による歴史共同研究の報告書が公開されニュースになった。大手紙の社説などでも言及されていた。共同研究は2006年10月安倍晋三首相(当時)が訪中に際し、胡錦濤国家主席との会談で合意されたものだ。近代史については中国側の都合で非公開となったとのことだが、読める部分はどんなものだっただろうかと思っていたら、外務省で電子文書で公開されていた(参照)。 中国側の見解もまとめられていたが私は中国語が読めないのでわからない。この部分も翻訳・合し、政府補助で安価に販売されたらよいのではないかと思った。新聞などの報道では、暴発ということでほぼ定説化しつつある盧溝橋事件について中国側でも「発生は偶然性をもっているかもしれない」との理解が示されたといった点に着目していたが、他も全体にバランス良く書かれていて、存外にというのもなんだが、よいできだったことに驚いた。なお、盧溝橋事件

    arajin
    arajin 2010/02/14
    「日中戦争というより、傀儡化した中国を使っての日独戦争ともいえる側面があった。」「蒋介石とファルケンハウゼンのやりとりは、なんと日本語で行われていた。日本語こそ、二人に共通の言語であったのだ。」
  • もう一度読む「山川歴史教科書」 「歴女」や若手ビジネスマンに人気 : J-CASTニュース

    高校生の教科書を再編集した大人向け歴史書が異例のヒットとなっている。歴史ブームの中、歴史に興味がある女性「歴女」や若手のビジネスマンが購入していくようだ。 話題になっているのは歴史書の老舗・山川出版が2009年8月30日に売り出した書籍「もう一度読む山川世界史」と「もう一度読む山川日史」だ。二冊は、2004年まで実際に高校で使用された教科書「日歴史」「世界の歴史」をベースに、一般読者向けに再編集したものだ。 部数8万部に編集部は「驚いています」 なぜ、今、歴史教科書なのか――。編集部によると、これまでは通史をコンパクトにまとめた書籍がほとんどなかったと言う。通史のほとんどは大型の書籍だからだ。そんな中で、山川出版は強みである歴史教科書を一般読者向けの書籍として発行したいと常々、考えていたそうだ。 その上、ベースにした教科書「日歴史」「世界の歴史」は解説の質がとりわけ高く、一般の人

    もう一度読む「山川歴史教科書」 「歴女」や若手ビジネスマンに人気 : J-CASTニュース
  • [書評]ヒトラーの秘密図書館(ティモシー・ライバック): 極東ブログ

    文藝春秋の今月号でも紹介記事があったが、新刊の「ヒトラーの秘密図書館(ティモシー・ライバック)」(参照)を読んだ。内容に間違いがあるというのではないし、トンデモということでも、まるでない。が、一種、微妙に、変なであった。 読みながら、こういうって他にあるだろうかと、なんどか思った。書かれている事実や考察は、普通に興味深いのだが、ふと、奇妙に、なんか変だなあ、という印象を残す。おそらくそれは通念としてのヒトラーと絶妙にズレた何かを読み解くことが可能なエピソードに満ちているからだろう。さらにそのズレは、およそ読書家というものの質に関わるものであるように思えてくる。読書家を密かに自認する人ならば、自虐的な意味を込めて、書は必読書である。読むと、痛いよ。 邦題は「秘密図書館」になっているが、オリジナルタイトルは「Hitler's Private Library: The Books Th

    arajin
    arajin 2010/02/13
    「終生変わらない凡庸な読書家であったということだ。名作を読んでは感動し、自分の突飛な考えを補強してくれる書籍を愛読する。」「ヘンリー・フォード(Henry Ford)の「国際ユダヤ人(The International Jew)」」
  • 晴れ・ログイン - finalventの日記

    1月も30日か。くったりとしている。2月はさらに早そうだ。昨日はニュースも特に見なかったが、サリンジャーが亡くなった話は聞いた。90歳を越えていたはずで死去も不思議ということはない。あとは膨大な著作が残されているか、もっと露骨にいえば、ハプワースの後編が残されているかが気になる。ただ、残されていても、もはや文学ではなく、オカルトの類だろうが。記憶ではニューヨーカーの契約が続いているはずでそのあたりからの話があるか。夢はいろいろ見たが、朝歴史の話を聞いているうちに忘れた。戦後の高度成長期というか、吉田内閣から鳩山内閣へのあたりで、言われてみればあたりまえなのだが、逆コースのなかで生産力を上げていくのだが、この高度化の半分くらいは実際には戦前のポテンシャルだったようだ。戦後焼け野原から高度成長というイメージがイメージとしてあったが、GHQのむしろ日の初期の工業国潰し政策のストッパー解除と非軍

    晴れ・ログイン - finalventの日記
    arajin
    arajin 2010/01/30
    「90歳を越えていたはずで死去も不思議ということはない。あとは膨大な著作が残されているか、もっと露骨にいえば、ハプワースの後編が残されているかが気になる。」
  • マルクスは市場をどう考えていたのかでちょいと - finalventの日記

    いや、ごくちょいと。 昨日のこれの続きのような話。 ⇒ちょっと野暮なツッコミしとくかな - finalventの日記 関連は。 ⇒[書評]「はだかの王様」の経済学(松尾匡): 極東ブログ ⇒World 3.0 という雑想: 極東ブログ ほいで、ちょいとというのは、マルクスは市場をどう考えていたのか。 一般的に社会主義と市場主義(?というのは新自由主義とか同じで定義が意味不明っていうか新自由主義とかいうやつノータリンじゃないのか)というのは対立して考えられている。そして、一般的によくあるおサヨクさんは、市場主義(?)や市場社会、市場経済を否定しちゃう。それこそ、格差の原因だとかぬかして。 おサヨクさんがそうなっちゃうのは、前のエントリでもそうだけど、吉隆明がすぱっと言ったように「右翼とか左翼かというのはスターリンの作った概念」でしかない。で、レーニンにも責任があるんだけど、日とかにうじゃ

    マルクスは市場をどう考えていたのかでちょいと - finalventの日記
    arajin
    arajin 2010/01/10
    「日本とかにうじゃうじゃいる社会主義者というのは、基本的にレーニン主義からソフトスターリニズムでリベラル風味をしているだけで、そのリベラル風味とソフトスターリニズムで「大きな政府」を求めてしまう。」
  • ちょっと野暮なツッコミしとくかな - finalventの日記

    ちょっとだけ。 内樹先生⇒そんなことを訊かれても (内田樹の研究室) 資主義に対するもっともラディカルな批判はマルクスによるものだが、マルクスの主張は一言に尽くせば「万国のプロレタリア、団結せよ」という『共産党宣言』の言葉に要約される。 資主義に対する根底的批判の言葉が「資主義打倒」ではなく「貧しいもの弱いものは団結しなければならない」という遂行的なテーゼであったことを見落としてはならない。 「プロレタリア」というのは、生産手段を持たない労働者を指す。で、重要なのは、生産手段を持たないという点。これは、「貧しいもの」とはイコールではない。これがはっきりするのが、農民は生産手段を持つから社会主義革命の敵になること(農奴の問題はとりあえず捨象)。だから、スターリンは社会主義のために農民の大虐殺を行った。基的にマルクスの考えでは、社会主義への移行は、生産手段を持つ農民が生産手段を持たない

    arajin
    arajin 2010/01/09
    「「プロレタリア」というのは、生産手段を持たない労働者を指す。」「農民は生産手段を持つ」「後進国で革命をやると必ずナショナリズム革命になる」
  • [書評]傍観者の時代(P・F・ドラッカー): 極東ブログ

    私はちょっと勘違いをしていたのだが、書「傍観者の時代(P・F・ドラッカー)」(参照)は、その表題から、また「ドラッカー名著集」の12巻目に位置していることから、1979年に風間禎三郎訳で出た「傍観者の時代 わが20世紀の光と影(P・F・ドラッカー)」(参照)と同じだとばかり思っていた。 こののオリジナルは、2006年に「ドラッカー わが軌跡」(参照)として新訳が出たものの、その後絶版になっていた(古書は流通している)。新訳のほうが絶版になって、30年も前の訳が復刻になっているのはどんなもんだろうと思っていた。それが私の勘違いで、「ドラッカー名著集」のこれが新訳の改題だった。まあ、素直に、「ドラッカー名著集」を読めばいいということでもあった。 というわけばかりでもないが、先日「[書評]ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争(ディヴィッド・ハルバースタム): 極東ブログ」(参照)を書いた

    arajin
    arajin 2009/12/03
    「まだ当時の人々がナチスをあざ笑っているときに、青年はナチスが何をしでかすかを感じ取っていた。私はそれを読みながら、もし私が若かったら、日本を出ると心に決めただろうなと思った。」民主党?
  • [書評]ぼくは日本兵だった(J・B・ハリス): 極東ブログ

    先日トゥイッターで、蛍雪時代、ラ講、百万人の英語といった話を少しして、「そういえば、J・B・ハリス先生は日人」という話を投げたら、驚かれた人がいた。2004年にお亡くなりなったJ・B・ハリス先生の国籍は日。戸籍名は平柳秀夫である。しかし、ハリス先生は産まれたときの英国籍の名前、James Bernard Harrisを自身のアイデンティティーとされていた。 英国人を父、日人を母として1916(大正5)年9月4日、神戸に生まれ、ほどなく横浜に転居しそこで育った。震災後は米国に移り暮らし、12歳で日に戻った。ジャーナリストであった父、Arthur Montague Harrisは、1933年、肺炎がもとで死去した。46歳だった。ハリス先生は当時16歳。残された母子は日国籍を選び、このとき「平柳秀夫」となった。日語は話せるものの漢字などは十分に読めず、軍人訓などを暗唱させられる兵役で

    arajin
    arajin 2009/11/23
    「戦争というものの持つ、単純化されえない何かが描かれている。」←11/23 14:48 amazonで4800円 / 山本七平著「私の中の日本軍」
  • [書評]ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争(ディヴィッド・ハルバースタム): 極東ブログ

    「あの年読んだってなんだっけ」と今年の読書のことを後に振り返るとしたら、おそらく社会的に話題となった村上春樹「1Q84」(参照)より、書「ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争(ディヴィッド・ハルバースタム)」(上巻参照・下巻参照)になるだろう。 読み終えるまで一か月かかった。大著であることもだが内容が重く、なかなか読み進められなかった。上下で11部53章あり、一つの部が軽く新書一冊分の内容を持っていることもあった。ある部を読み終えてから、過去に読んだ書籍を読み返したこともあった。再読しようと書架や実家の書架を探し回り見つけられず、再度購入した書籍もあった。そうした一冊に「新「南京大虐殺」のまぼろし(鈴木明)」(参照)がある。同書はかつて標題の関心から読んでつまらないと捨ててしまったのかもしれない。 書「ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争」は標題に「朝鮮戦争」とあるように、もちろ

  • 北一輝――国家と進化 : 池田信夫 blog

    2009年11月09日01:55 カテゴリ法/政治 北一輝――国家と進化 現代が1930年代に似ているとすれば、経済危機のあとに来るのは、保護主義とファシズム、そして戦争だろう。「保護主義の覚醒」を説く経済官僚がすでに出現し、リフレで経済問題を一挙に解決すると主張する「青年将校」も、「希望は戦争」と公言するフリーターも出てきた。 こうした動きが30年代のころのような破局に結びつくとは思えないが、危機を「一挙に解決」したいという願望は、不況が長期化するにつれて強まるだろう。その元祖が、1936年の二・二六事件の首謀者とされた北一輝である。彼の伝記的な記述については以前の記事でも書いたので繰り返さないが、書は彼の思想を同時代の思想家と比較している。 明治憲法の最大の欠陥は、主権者である天皇に実質的な意思決定ができないため、権力の空白ができ、それをいろいろな非公式の権力が埋める構造になってい

    北一輝――国家と進化 : 池田信夫 blog
    arajin
    arajin 2009/11/10
    「現在の民主党政権も、小沢一郎氏が説明責任を負わないで非公式の権力を握る元老のような存在となりつつある。」
  • ザ・コールデスト・ウインター - 池田信夫 blog

    著者デイヴィッド・ハルバースタムは、書の校正を終えた5日後に自動車事故で亡くなった。ベトナム戦争の報道でデビューした彼のキャリアが、朝鮮戦争で閉じられたのは不思議な因縁だ。著者もいうように、ベトナムからイラクに至るアメリカの軍事的失敗の原点がここにあるからだ。 書の主人公は、マッカーサーである。士官学校を平均98点という史上最高の成績で卒業した彼は、第2次大戦の英雄となり、日の占領統治を成功させた。そこで終わっていれば彼の軍人としてのキャリアは完璧だったが、そこに北朝鮮の攻撃という余計な仕事が降りかかってきた。敵の戦力を軽視していたマッカーサーの指揮する国連軍=米軍は緒戦では敗退を重ねるが、有名な仁川上陸によって形勢は逆転した。 しかしマッカーサーは北朝鮮軍を中国との国境まで深追いしたため、中国が参戦して戦争は泥沼状態となった。彼は原爆の使用を主張したが、トルーマン大統領以下、軍

  • asahi.com(朝日新聞社):売れる「わが闘争」漫画版 苦言も「歴史資料」の声も - 社会

    わが闘争」のほか、「蟹工船」や「破戒」などが「まんがで読破」のシリーズになっている。編集者の円尾公佑さん  独裁者アドルフ・ヒトラーの著書「わが闘争」。この漫画版が日で発行され、売れている。いまも出版が禁じられているドイツには批判の声もあるが、出版元は「内容を検証してほしい」と話す。これまでも知る権利や民族的配慮をめぐって議論が起きたいわくつきのだが、再び論争の種になりそうだ。  漫画版「わが闘争」は、出版社イースト・プレス(東京都)が昨年11月、古典作品を漫画化する「まんがで読破」シリーズの一つとして発行した。原作を基に構成とセリフを編集者が考え、作画は制作会社に発注。ヒトラーの生い立ちからナチス結党、「わが闘争」執筆までの経緯と反ユダヤの主張が、190ページの劇画で描かれる。  編集担当の円尾(まるお)公佑さん(32)は「有名なだが、読んだ人は少ない。どんな思想があれほどの悲劇

    arajin
    arajin 2009/09/06
    「著作権に関する国際的な取り決めであるベルヌ条約の「刊行後10年間翻訳されていなければ自由に翻訳できる(70年以前の著作物のみ)」という主要国では日本にだけ特例的に認められた規定」
  • 日経春秋 春秋(8/18) - finalventの日記

    「結果からみて、当時の東アジア情勢を蘇我氏はよく読んでいた。国際性という観点から物部氏らは内政をみることができなかった」。歴史家の千田稔氏は近著「平城京遷都」で解説する。 外来のものと既にあるものを昔から巧みに編集してきたのが日だと、編集工学に詳しい松岡正剛氏は著書「日という方法」で説く。 まあ、それらの書籍が悪いとも思わないが。 トンデモの部類にされるかもしれないし、古いになったが、私はこのが読まれるべきだと思っている。 この⇒「 白村江―古代日の敗戦と薬師寺の謎: 鈴木 治: 」 663年の白村江の戦いと薬師寺の関係は何か? 平城京から各地を彷徨った遷都の謎、壬申の乱の当の姿、東大寺の大仏建立に秘められた事実とは? 古代日を東アジアの国際情勢から解く。95年刊の新装版。 古⇒「 白村江―古代日の敗戦と薬師寺の謎: 鈴木 治: 」 古代日歴史を推進したものは

    日経春秋 春秋(8/18) - finalventの日記
  • 日経春秋 春秋(8/15) - finalventの日記

    1934年のナチス党大会を宣伝用に記録した映画「意志の勝利」を見終わっての気持ちである。▼映画はいま東京で公開されている。総統になったばかりのヒトラーや側近の絶叫がこれでもかと出てくる。陸上競技場の観客席とフィールドを埋めつくす若者に向かって「まず平和を愛せ。そして従順、勇敢であれ」とあおり立てる独裁者。画面からはその真意、グロテスクな素顔が透け出ている、ように思える。▼が、後知恵だと言われれば反論はできない。 怒りは正しく晴らすと疲れるけれど: 日垣 隆 なんで日だけ義務教育で鉄棒、逆上がり、懸垂、をやるのかといえば、軍事教練の名残だと日垣さんは書いていた。自分でウラは取ってないが、そうだろうなと思った。後知恵がなければいろいろと戦争の残存はわからないものだ。 このなかなかしんみりさせて笑えるところもあり、面白いでした。

    arajin
    arajin 2009/08/15
    怒りは正しく晴らすと疲れるけれど: 日垣 隆