昇降格がない点は、NBAに似ている。大きな違いは、3つのカテゴリーが存在することだ。Bプレミアは世界、ONEは全国、NEXTはプロ水準と目指すステージが異なる。各クラブが自分たちにふさわしいと思うカテゴリーを選んで、そこに適した経営を行えるようにする。 具体的には、①入場者数②売上高③アリーナ──という基準で所属カテゴリーを判断する。中でも、「一丁目一番地としてまずアリーナがあった」と増田氏は語る。 スポーツの興行価値を高めるには、会場が地味な公共の体育館では限界があった。エンターテインメント性が高い演出や収容人数の拡大を実現させるアリーナを用意することを絶対条件とした。アリーナでのイベント誘致などが実現すれば、地域活性化にもつながる。Bリーグが目指す地域創生の観点からも不可欠と定義した。 入場者数、売上高の基準は、アリーナを軸に決めた。Bプレミアでは5000席以上のアリーナ、入場者数平均