【Abstract】 ドリフターゼはGag遺伝子からクローニングされた酵素蛋白質で、頭頂部にタライによる衝撃を受けた際、痛みを抑える生理的反応に関与している。ドリフターゼは5つの異なる構造ドメインが連なった特有の複合ドメイン構造をもち(Fig. 1)、N末端側からイカリヤ、ナカモト、ブー、カトウ、シムラドメインからなる1。TBSバッファー中では8時になるとイカリヤドメインの下唇が突出し「8時だよ、全員集合~」のかけ声が発せられ、全ドメインが活性化状態になる。これらドメインの役割を解明するため、各構造ドメインの分離および解析を行った。 イカリヤ/ナカモト/ブードメインは、強固なカミナリクラスターを形成しており分離できなかった。カトウ/シムラドメインに特異的に作用するhexa-imino-geranyl diamine capillary electrophoresis (HIGEDANCE)