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ブックマーク / rkmt.hatenadiary.org (6)

  • 修論(D論)参考 - NextReality

    研究室内文書から転載します。前回のエントリ「よい論文の書き方」と多少重複してますが、修論(D論)執筆についての注意ポイントです。おもに工学系(コンピュータサイエンス系)論文を想定しています: まず「結局この修論では何を研究した(何を明らかにした、何を解決した)」を明確にしておく。1センテンスで書けるか。3項目ぐらいの箇条書きでまとめられるか。メインクレーム、イシューセンテンスなどと呼ばれる。(参考:クレーム(claim)とは)。論文を書く段階になってまだここがふらついている場合は、まずまともな論文にはならない。研究を着手する段階から常に意識しておくことが望ましい(「1センテンス、数項目で書ける」内容なので、研究の進捗に伴って変化することもありえる。が、考えなしに漫然と作業していて、さあ論文(修論・博論)まとめられるか、といってもそれは無理)。 誰に読んでもらう文書(論文)なのかを認識する。

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  • リックライダーの"人間とコンピュータの共生" - NextReality

    とある事情でJ.C.Licklider の"Man-Computer Symbiosis"(人間とコンピュータの共生)を久々に読み返してみた。Bushの"As We May Think"と並ぶ、HCI論文の古典中の古典です。1960年に公表されている。これが今読んでみてもいろんな意味で面白い: Man-Computer Symbiosis (J. C. R. Licklider, IRE Transactions on Human Factors in Electronics, volume HFE-1, pages 4-11, March 1960) 当時の時代背景はというと、AIという用語が1956年に登場して、すでにコンピュータチェスやGPS (general problem solver)は発表されていた。初期のAIの成功事例から、かなり楽観的に人工知能の実現は可能だと思われていた

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  • UIST2007 Day1 - NextReality

    今年のUIST (ACM Symposium on User Interface and Software Technology)はロードアイランドのニューポートで開催している。ニューポートはボストンから70マイルほどのところにある瀟洒なリゾート地で、ホテルの周りには小奇麗な家(別荘?)やらショップやらが立ち並んでいる。今回で20周年であり、それを記念するイベントも盛り込まれている。 今年の論文競争率は 33件採録 / 195件投稿 の16%。 UIST2.0 http://20th.uist.org 20周年を記念して、いくつか特別な企画があった。まず、配布されたDVDには過去の全プロシーディングスが収録されている。また、会場にはズーミングインタフェースを使って過去の論文にアクセスできるZUISTというシステムがデモされていた: ZUIST - YouTube これは便利!過去のプロシー

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  • はじめての国際学会発表 - NextReality

    なんか「はじめてのお使い」みたいですが、初めて国際学会発表する人のために。 大前提だが、英語の発表をするのが目的でなく、研究の発表が目的。英語が多少下手なのはしかたがないが、発表(研究) そのものがつまらないとどうしようもない。 発表時間が何分なのか(純粋な発表と、質疑の時間との配分はどのくらいか)を確認する。大きな学会だとセッションのタイプも色々なので混乱しないように。 学会にレジストしたら、まず自分が発表する会場を確認する。その会場でのセッションに参加して、スクリーンと観客の距離はどのくらいか、どのくらいのサイズの文字まで読めるか、スクリーンの下の文字はどこまで見えるか、などを確認する。必要に応じて発表スライドを手直しする。 一般原則として、スライドの文字数は少なめに、1ポイントでも大きなフォントにならないか工夫する。アニメーションを使うと、一度に出す文字の量を調整しながら説明できる。

    はじめての国際学会発表 - NextReality
  • 修論発表チェックリスト - NextReality

    研究室内ブログに書いてある内容から転載。こうやってみると実にあたりまえのことしか書いてないですが、「アタリマエのことをきっちりこなせる人」を世間では出来る人というみたいです。 修論発表Last Minute check 以下は主に工学系の修論発表(卒論発表)を想定しています。比較的オーソドックスな「発表の型」について説明してあります。 基ストーリーを明確に。(1) メインクレームは何(この研究は一言でいうと何をした)? (2) なぜそれをやる価値があるのか? (3) 既存研究とはどこが違うのか(いままで解決できなかったどんな問題を解決するのか) (4) 具体的にはどんなもの? / 当にうまくできた?(評価) (5) 修論までの計画 (中間発表の場合) がわかるように。以下のプレゼンテーション技法はそれが前提。 時間に厳密に。自己リハーサルしてきっちり規定時間で終われるように練習する(リ

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  • clapping music - NextReality

    クラシックのもうひとつの問題は、必要とされる演奏技術が高度になりすぎて、それほど訓練を受けていない「素人」が楽しめて、かつ芸術的にも価値の高いものが、とくにロマン派以降には少ない、ということかもしれない。ましてや現代音楽で素人がアプローチできるものなど皆無だろう。 ということでライヒのclapping music。二人の手拍子だけによる、これ以上単純なものはないという究極のミニマル音楽である。楽器も必要ないし、二人そろえばすぐ試してみることができる。スコアが http://www.lichtensteiger.de/clapping_music.html に置いてある。一人目は延々同じリズムを繰り返すだけ。そして二人目はそのリズムを8分音符一つずつずらして演奏する。単純でありながら奥が深いし、リズムのモアレ効果を体感できる。 実際の演奏はこんな感じ:

    clapping music - NextReality
    arc_at_dmz
    arc_at_dmz 2009/04/24
    たのしそー
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