東北電力が仙台市青葉区の電力ビル内で運営するホールで、美術家で宮城教育大准教授の村上タカシさんが、福島県内の土壌や土囊(どのう)袋を組み合わせた作品を展示しようとしたところ、ホール側から「不審物と思われる」として一時、撤去を求められたことがわかった。 両者が話し合った結果、別室に作品を移して展示することで合意。この間、会場はシャッターで閉ざされ、予定から3日遅れの10日に開場した。 村上さんら日本とカナダのアーティスト8組が「中立の立場でエネルギーの未来を考える機会にしたい」と、「POWER TO THE PEOPLE」展を企画。被災地の電力会社施設での発信に意味があるとして、東北電力の広報・地域交流施設「グリーンプラザ」のホールを、7~19日の予定で借りていた。 村上さんの作品は、黒の新品の… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定
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