音楽家の坂本龍一さんは、亡くなる直前、東京都内の明治神宮外苑地区再開発に異論を唱えた。見直しを求める手紙を小池百合子都知事に送っていたことはよく知られている。 手紙には「目の前の経済的利益のために先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではありません」と記された。 だが、坂本さんが「未来へ遺したい」と考えた場所は他にもあった。 いしきをかえようHP https://change-ishiki.jp/ 2018年3月、坂本さんは、長崎県と佐世保市が計画する石木ダムの建設予定地を訪れた。東彼川棚町川原(こうばる)の豊かな自然に触れた坂本さんは、 「美しい棚田が目を引き、ウグイスの鳴き声が聞けるぜいたくな場所」 「未来の姿というのはSF映画に描かれるような世界ではなく、自然にあふれたこうばるのような世界ではないか」 と話した。 居住用の住宅を強制収用してのダム建設は前例
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