学習用データとして、同社が昨年11月に公開した「A.I. Experiments」内の「Quick, Draw!」(出されたお題の絵を描くと、AIがそれが何かを当てるというゲーム)にユーザーが手描き入力した画像を利用した。 ネコやフクロウなど75のクラス(種類)の絵の描き方を覚えさせるために、1クラスにつき7万件の、描く手順を含めて記録したデータを用いた。 学習後、人間がお手本になる絵を入力してみせると、それが何かを判断し、似た絵を描くが、単に真似をするのではなく、一旦抽象概念にエンコードしたものをオリジナルの絵としてデコードして描く。従って、例えば目が3つあるネコや足が6本あるブタの絵を見せても、一般的なネコやブタの絵を描く。