今大会ベテランから若手までバランスの取れたチーム構成であるイングランド代表チーム(写真:Maurizio Borsari/アフロ) 今大会の欧州予選で攻守に圧倒的な強さでグループ首位通過してきたイングランド。得点39、失点3。伝統の攻撃力に加え守備も整備され、得失点差+36という数字を叩き出している。エースであり主将としてチームも牽引するハリー・ケインは欧州予選8試合で12ゴールという驚異的なペースで得点を重ねた。 前回のロシアW杯では1990年のイタリア大会以来のW杯ベスト4となり、昨年行われたEURO(欧州選手権)でも過去最高の準優勝に輝いている。自国リーグであるイングランドプレミアリーグが目覚しく発展して世界一の市場規模を誇っているにもかかわらず、代表チームが国際舞台で満足できる結果を長年残せていなかった中で、近年のイングランドはサッカーの母国復調の兆しを見せていると言える。 直近の