本屋大賞に輝いたベストセラー小説『52ヘルツのクジラたち』が映画化。家族に人生を搾取されてきた主人公・三島貴瑚役を杉咲花さん、そして、そんな貴瑚の声なきSOSを聴き、救い出そうとする岡田安吾役を志尊淳さんが演じる。性的マイノリティをめぐる差別や偏見、ヤングケアラー、ネグレクトなどの問題を扱った本作。撮影現場では価値観の一つひとつをすり合わせながら、常に議論が生まれていたという。演じたお二人にとって、とくに印象的だったシーンとは――。 インタビュー前編はこちら この作品に関わること自体に、緊張感があった ――杉咲花はすごい、とインタビュー前編でおっしゃっていましたが、どのあたりがすごかったのでしょう。 志尊 いやもう、全部ですよ。言葉なくただ歩いているだけでも、そこに立っているだけでも、素晴らしかった。対峙しているときは、僕はアンさんとしているので「すごい」なんて思わないんですけど……映像を
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