永瀬拓矢王座(28)に木村一基九段(48)が挑む第69期将棋王座戦(日本経済新聞社主催、東海東京証券特別協賛)五番勝負が9月1日に開幕する。現将棋界「4強」の一角が3連覇を果たすか、最年長初タイトル記録を持つ「中年の星」が4強に割って入るか。棋界の勢力図を変えるかもしれない注目のシリーズだ。永瀬拓矢王座 より高いレベルへ――前期、王座を防衛して以降の自身の1年をどう評価されていますか。
将棋の永瀬拓矢王座(28)に木村一基九段(48)が挑戦する第69期王座戦5番勝負が、9月1日に仙台市で開幕する。木村九段は一昨年、史上最年長の46歳で初タイトルの王位を獲得。「中年の星」として話題を集めたが、昨年の王位戦7番勝負(東京新聞主催)では藤井聡太棋聖(当時)に4連敗で失冠した。しかし木村九段は前進をやめなかった。「どれも満足のいく内容だった」という王座挑戦までの戦い、人工知能(AI)による研究の現状まで、木村九段の取材を続けてきた本紙の樋口薫記者が話を聞いた。 ▽木村一基(きむら・かずき) 1973年、千葉県四街道市出身。故佐瀬勇次名誉九段門下。97年プロ入り。2019年、7度目の挑戦で初タイトルの王位を獲得。「千駄ケ谷の受け師」「将棋の強いおじさん」などの愛称がある。 「王座戦は2008年の挑戦以降、なかなか勝てていなかったが、今期は4局とも内容が良かった。事前に調べた作戦がう
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