リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替わりでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は孤島でスキューバダイビングがしたい鈴木が『ビリーバーズ』をプッシュします。 『ビリーバーズ』 カルトの世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した山本直樹の同名漫画を映画化した『ビリーバーズ』。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属している3人の男女が“孤島プログラム”と称した無人島で共同生活を行う中で物語は展開する。 登場人物はそれぞれ奇妙な役職で呼び合っており、磯村勇斗演じる「オペレーター」、宇野祥平演じる「議長」、北村優衣演じる「副議長」には、役割と階級があるようだ。 「本部」と呼ばれる彼らにとって絶対的存在とのやりとりは、パソコンのメールのみ。「俗っぽいもの」を徹底的に排除した姿は、「あぁ、お金も物も、すべて寄付してしまったんだな」と思わせる。「
![映画初主演の磯村勇斗が体当たり演技 ”奇妙”だが現実のように感じられる『ビリーバーズ』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e3b6a7de57868cf696b2f51a3b2b00111ddd78dd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Frealsound.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F07%2F20220708-believers.jpg)