全国的におなじみの大衆魚や高級魚、各地のブランド魚や特産魚介類の分布海域が、温暖化による海水温の上昇で激変している。まだ調査や統計には出始めたばかりの現象も多いが、長年、海に出続けている漁業関係者の最新証言も含め、各地で起きている現在進行形の"異変"を一気にまとめてみた! ■サンマ漁解禁でも「燃料代がかかるだけ」今夏は過去最高ともいわれる猛暑だが、近年の温暖化の影響は海にも及ぶ。本記事では日本全国の漁場の漁獲状況について、国や都道府県のデータ、漁協職員や漁師の証言、各海域に詳しい有識者の知見を基に徹底調査した。 その結果、顕著に見えてきたのは暖かい水を好む南方の魚が生息域を北へと移し、冷たい水を好む北方の魚がさらに北上していることだ。 気象庁によれば今年3~5月、日本近海の平均海面水温は平年より0.6℃高く、統計開始(1982年)以来第3位の記録的な高温に。また、今夏は特に三陸沖(青森~宮
![温暖化で激変! 全国漁港調査で明らかになった最新「おさかな分布マップ」 - 社会 - ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/360a7dcc846849e402c993de3f124d4ec6946c72/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwpb.shueisha.co.jp%2Fnews%2Fsociety%2F2023%2Fimages%2Fd985bf212511f92f6b50a605f769fc71e383baf8.jpg)