先週から始まったサッカー女子W杯で、日本がザンビアに5-0で大勝したそうですが、とりあえずツール・ド・フランスの期間はこっちに集中して、また週明けにでもレポートする予定です。 さて第20ステージは、ヴォージュ山脈を駆け抜けて終盤は1級山岳プチ・バロン、そして同じく1級のプラツァー・ヴァーゼルを上りきった後、少し平坦が続いてゴールというほぼ頂上ゴールの最終決戦。 スタートからカンペナールツが逃げを仕掛けるなど動きはあったが、集団は固まったまま最初の2級山岳バロン・ダルザスに入り、頂上ではチッコーネがトップ通過。山岳ポイントで2位のフェリックス・ガルは総合上位狙いのようで、チッコーネと競り合わない。 次の2級山岳クロワ・ド・モワナで、先頭の6人とメイン集団の差がジリジリと広がり、そこに今期で引退を表明しているフランスのティポー・ピノが合流、遅れてマドゥアスやウランも入って10人のグループに。そ
第18ステージはほぼ完全な平坦ステージで、ほとんどの人がスプリンター勢の争いで勝負が決まると思われたのだが、まさかの結末になってしまった。 スタートからまずアスグリーン、追従してカンペナールツ、アブラハムセンの3名による逃げが決まり、2つ目の4級山岳の上りで山岳賞のチッコーネを含む5人の選手が追撃する。遅れてパスカル・エインコールンがメイン集団から抜け出そうとしたところで、フィリップセンが遮るように近寄り、言葉をかけて動きを一度は制する。 この場面は、後でマスコミの物議を醸す事になったのだが、実は「今日はスプリントに持ち込みたいので、逃げるなら明日にしてくれない?」と頼んだらしい。しかしエインコールンは再度集団からアタック、そのまま30秒先の逃げグループに追いついた。 これで逃げ集団に勢いが戻り、残り50km地点でメイン集団とは1分の差になるが、自転車レースでは追いつく限界は1kmで10分
獲得標高差5400m、今大会で最も困難なクイーンステージとなった、アルプス・モンブランの山岳を駆け抜ける第17ステージ。 まずは山岳賞争いを繰り広げているチッコーネとパウレスが集団から飛び出し、後続も次々と追従するが、サイモン・イェーツやビルバオなら総合上位の選手が混じっているためメイン集団を牽引するユンボ・ヴィズマは逃げを許さず、全体がハイペースで展開する。この中で、何とポガチャルが集団の中で単独落車。すぐに復帰はしたが不吉な空気が漂い始める。 最初1級山岳セジー峠ではチッコーネがトップで通過、山岳10ポイントを加算。下りでチッコーネとアラフィリップがアタックを仕掛け、次の1級山岳コルメット・デ・ローゼレンドで追走集団が追いつき、メイン集団は根負けして少しペースダウン、ようやく34人の逃げが成立する。そして頂上ではチッコーネが先頭、その次の2級山岳コート・ド・ロンジュフォワでもトップ通過
アルプス山岳ステージ3連戦のラストは、今大会最後の頂上ゴール、サン・ジェルヴェ・モン・ブランが待ち構える長いステージ。 スタートから当然アタック合戦が続き、ようやく30kmを超えたあたりで20人以上の逃げ集団が形成、その中からさらにルツェンコとアラフィリップの2人が抜け出す。後方のメイン集団では、ユンボ・ヴィズマのファン・ホーイドンクが観客と接触、これで集団落車が発生して逃げ集団と差が広がる。 最初の1級山岳ラ・フォルクラ・ド・モンミンで2人とメイン集団との差は8分、追走集団からは山岳賞を争うチッコーネとパウレスが3位争い、チッコーネが制してポイントを10点差に詰める。下りでルツェンコとアラフィリップは追走集団に吸収され、38人の逃げに変わる。 2つ目の1級山岳ラ・クロワ・フライで、ハラーが単独で抜け出すも追走集団からチッコーネらがアタック、これでパウレスが遅れてしまう。頂上では結局チッコ
第13ステージから3日間続く山岳アルプスステージの第1弾は、フランス革命記念日に超級グラン・コロンビエール峠を上りきっての頂上ゴール。 スタートから逃げに乗りたいアタック合戦が延々と続き、スタートから約30km地点でようやく19名による逃げが決まる。メイン集団ではポガチャルのUAEエミレーツチームが牽引する展開。 そしてグラン・コロンビエール峠に先頭集団が差し掛かったところで、メイン集団との差は2分49秒。本気で追撃すれば追いつくタイム差だったが、相変わらずメイン集団ではUAEがコントロール。対照的にヴィンゲゴーのユンボ・ヴィズマはほとんどアシストが残っておらず、クスと2人だけでポガチャルをマークするのみ。 先頭ではフランス人ライダーのカンタン・パシェがアタック、アロルド・テハダとマキシム・ファンヒルス、ジェームズ・ショーの3人が追撃するが、差はジリジリと広がっていく。が、パシェのペースは
第8ステージは、リブルヌからリモージュへ抜ける、中央山塊までのリエゾンステージ。しかし後半は細かいアップダウンが続き、ラストは4%の緩斜面のスプリントが待ち受ける、パンチャーにも可能性があるコース。 となると、レースは序盤からエスケープを画策する選手が多数入り乱れ、ようやく20kmを超えたあたりでティム・デクレルク、アントニー・ドゥラプラス、アントニー・テュルジスの3人による逃げが決まる。中間スプリントではメイン集団をトップで通過したフィリップセンが5ポイントを獲得してマイヨ・ヴェール固め。 対象的に、残り60kmを過ぎたところで集団内で落車が発生、なんとマーク・カヴェンディッシュが起き上がれず、すぐに救護車に乗ってリタイア。ツール・ド・フランスで有終の美を飾るはずが、あっけなく終了してしまった・・・ そして残り8kmの地点で、メイン集団は最後まで粘っていたテュルジスを吸収。意外にもスプリ
JSPORTSで無料配信された第6ステージは、1級山岳アスパン、超級山岳トゥールマレーという伝統の上りをこなした後、1級山岳のコトレ・カンバスクを登り切っての頂上ゴールといういきなりのクイーンステージ。 スタートから、いつものファンアールトとアラフィリップが逃げで飛び出し、メイン集団もなかなかペースを落とさなかったのだが、ファンアールトを中心に粘り強く逃げて最終的には20人の逃げが決まる。 昨日、山岳賞を奪われたパウレスはこの逃げに乗ることに成功、最初の3級、そして1級のアスパン峠をトップで通過し、またもマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュを暫定で奪い返す。メイン集団ではユンボ・ヴィズマが強力に牽引、スプリンター達を容赦なくふるい落とす。 超級峠のトゥールマレーに差し掛かると、先頭の逃げ集団は7人に絞られ、単独のアタックが繰り返されるが決まらない。メイン集団は残り5kmを切ったところで、アシ
今年のツール・ド・フランスは第5ステージにして早くもピレネー山脈に突入、第5ステージはポーからラランスまで、間に超級山岳と1級山岳が1つずつ含む、いきなりの本格的な山岳コース。 レースはスタートから逃げ狙いの選手によるアタックが相次ぎ、30km地点で総合7位のジャイ・ヒンドレーやワウト・ファンアールト、アラフィリップら有力選手を含む、36人もの逃げ集団が形成される。 残り15km地点の超級山岳スデ峠では、頂上付近でフェリックス・ガルがアタック、トップで通過してこれまで山岳賞を守ってきたパウレスから暫定でマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュを奪い取る。 次の3級山岳イシェール峠で、ファンアールトとアラフィリップの2人が先頭集団からアタック、強力なタッグだったが当然他のチームも警戒してすぐさま吸収。ファンアールトはサポートのためにメイン集団へと下がっていく。 最後の1級山岳マリーブランクの上りで
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