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ブックマーク / tonan.seesaa.net (5)

  • 「令」の印刷文字と手書き文字の字体について: ほぼ文字についてだけのブログ(tonan's blog改)

    トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 新元号「令和」が2019年4月1日に発表されました。 発表時、菅官房長官が掲げた「令和」と書かれた書の「令」の字に違和感を持ったのはわたしだけではないでしょう。 そこで「令」の字体についてまとめてみることにしました。 上の表は古代から現在までの「令」の代表的な字体を示そうとして選んだ字形です。 上の5例は内閣や省庁が告示や発表、使用している代表的な文字です。 左から「当用漢字表」「当用漢字字体表」「学習指導要領」「常用漢字表」「元号発表時」の字形です。 「字形」とした理由は

  • 「木+成」と書く「森」の異体字: ほぼ文字についてだけのブログ

    トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 江戸時代は「木+成」と書きますね(江戸時代の「成」は上の横線を省略します)。 なぜこんな字体になったか考えてみますと、草書で下部の「林」を縦・縦・横・左払い・右払いという風に書いたのを「成」と誤ったのだろうとおもいます。 木が成って森になるという会意的な洒落になっているのかもしれません。 下部を点4つにした字体からできたのではないかとも考えてみたのですが、ちょっと無理っぽいです。 その理由の1は、画が増えちゃうからです。 理由の2は時期の問題です。点4つにした字体がよほど前

  • tonan's blog: 「似非楷書」江守賢治さんと府川充男さん

    『江守賢治国語国字研究所 研究紀要 第1輯』(1997年6月)に府川充男さんの『組版原論』の内容が引用紹介されています。 府川さんの築地電子活版のサイトから引用します。 なお、築地電子活版のトップページはこちらですが、もれなく「インターナショナル」が鳴るので、仕事中の方は音量を絞ってご覧ください。 戦前の文部省活字には、Aの系統の文字とBの系統の文字が混ざっています。文部省活字は昭和10年から国定国語教科書に採用され、硬筆手としても使われました。ただし、書写(毛筆)の授業ではAの系統の文字を教えていたようです。それは江守さんの『解説 字体辞典』および府川さんの『聚珍録』の「第一篇 字體」に掲載されています。 実は書道字典の多くは漢和辞典と逆で、Bの系統の文字を無視しています。「干禄字書」「五経文字」「九経字様」「開成石経」顔真卿の「竹山聯句」などが載っている書道字典は希です。ただし見出し

    as365n2
    as365n2 2010/09/11
    欧陽詢の書と康熙字典と。「Aの系統」と「Bの系統」
  • リュウミンやヒラギノ明朝の違いは「書体」の違いではない: ほぼ文字についてだけのブログ

    トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 リュウミンとかヒラギノ明朝などのフォントの違いを「書体」の違いと書いてあるのを見かけるがそれはおかしいのではないだろうか。 楷書、行書、ゴシック、明朝とかの分類が「書体」の分類であって、リュウミンやヒラギノ明朝は明朝体という同じ書体である。 リュウミンやヒラギノ明朝というのは「書体」の下の階層の分類である。 ヒョウは 「動物界・脊索動物門・哺乳綱・ネコ目・ネコ科・ヒョウ属」 に分類される。 それならばリュウミンは 「図形界・文字門・表意文字綱・漢字目・明朝体科・リュウミン属

    as365n2
    as365n2 2009/07/06
    _[typography]「書体」≠「フォント」
  • tonan's blog: 「わ」と「れ」の左側は同じ形ではない

    トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 『組版/タイポグラフィの廻廊』(白順社)に、「秘」は来は「祕」で「秘」は誤字であり、単なる誤字が由緒ある誤字になったのは王羲之が誤字である「秘」を書いたからだ、と書いた。 このように「のぎへん」と「しめすへん」は古来たびたび間違われている。 ひらがなも同様で、たとえば「わ」は「和」をくずしたものであり、「れ」は「礼」をくずしたものだから、左側の偏の部分は来は違うかたちになるべきだ。 上の図版は「元永古今集」の「われ」だ。 (丸1)が「わ・和」の基形で、(丸2)が「の

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    as365n2 2007/12/23
    _[typography]和と礼、のぎへんとしめすへん。
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