グーグルの創業から「20番目の社員」で、サーチエンジンやGメールなど多くの商品開発に関与すると共に、広報担当的な役割も果たしてきたマリッサ・メイヤー前副社長は、7月17日付けで、ライバルとも言うべきヤフーに移籍しCEOとして経営の指揮を執ることになりました。アメリカでは大きな話題になっている事件ですが、ではこの「電撃移籍」というのは異例なのでしょうか? まず「女性のIT企業経営者」ということですが、現職のCEOとしてはメグ・ホイットマン(イーベイのCEOから政界転進に失敗後、HPのCEOに就任)であるとか、IBMのバージニア・ロメッティ(マーケティングを中心に同社の叩き上げ、本年1月よりCEO)などが活躍しており、その前にはHPのCEOとしてコンパックとの合併とIT製品の大衆化を指揮したカーリー・フィオリーナなどの例もあります。もはや全く異例ではありません。ちなみに、ヤフー社では、キャロル