今年1月の全豪オープンで、男子シングルスの優勝杯に口づけするロジャー・フェデラー(スイス)。その白いシャツに、ひときわ映えるラインが入っていた。明るいピンク。以前なら、男子が着こなすとは思われなかった色だ。 派手な色を着こなす選手は多かったが、鮮やかなパステルグリーンで身を包んだスタン・バブリンカ(スイス)の姿は、最高気温が40度を超える真夏の南半球で、いっそう目を引いた。製造元のヨネックスの藤井英樹ウェア開発第二課長は「この色はウチが提案し、スタンが気に入ったものの一つ。彼は4大大会ごとのイメージを持っていて、違う色のウェアを着ている」。 パステルグリーンのシャツを着るスタン・バブリンカ(スイス) Photo: AP 今、テニスウェアの流行色は「斬新さ」だ。ピンク、オレンジ、イエローと、蛍光マーカーの見本市のよう。その大本の発想は、経済の停滞やテロの脅威といった「閉塞感」を、打破したいと
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