タウンミーティング参加者と話し込むジュリア・ビギンズ。「トランプと価値観を共有する市民がいて、トランプが彼らと上手につながっていることは認めざるを得ない」。だから自分も市民とつながらなくては、と思う=沢村亙撮影
![女性、母親、科学者として、トランプの政治に挑む:朝日新聞GLOBE+](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4a121ede250f36add7a240b065b160821877533c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fp.potaufeu.asahi.com%2Ff405-p%2Fpicture%2F12755824%2Fc48057517fcad326306e418ca0bc114a.jpg)
――拉致問題の取材を始めたきっかけは。 2002年10月、拉致被害者5人が24年ぶりに日本に帰国したとの新聞記事を読んだのが始まりでした。あまりにも信じがたい話だと驚き、興味を持ちました。前年9月11日の同時多発テロ事件で米国社会から自由が失われ、気が滅入っていたこともあって、日本社会を劇的に変えた拉致事件の取材にのめり込みました。 日本の友人から「02年に北朝鮮が拉致を認めたことで日本は、米国が『9.11』に遭ったときと同じような衝撃を受けた」と聞いたが、最初は意味がわかりませんでした。そのうち、日本人も米国人と同様、安全と思い込んでいた世界が実は冷たく敵意に満ちた危険な場所と知った、ということなのだとわかってきました。 ――近著「『招待所』という名の収容所」には、帰国した拉致被害者に直接取材した貴重な証言も多く盛り込まれています。 日本語も韓国語も話せない中、我ながら無謀な取材だと思い
ホワイトハウスで次期FRB議長を発表した記者会見での、トランプ大統領とパウエルFRB新議長=2017年11月2日 photo : Reuters トランプ大統領がつけた「自分の印」 白亜の大理石造りの建物の中は、厳粛な空気が張り詰めていた。階段を上がると、広々とした理事会室がある。約30人が座れる長いテーブルの中央のいすからは、右の壁に米国の巨大な地図。左の壁にワシをあしらった紋章がみえる。 2月4日に65歳の誕生日を迎えるジェローム・パウエルが、前日に任期を終えるイエレンに代わって、FRB(連邦準備制度理事会)の第16代議長としてこのいすの新たな「主」になる。 「彼は幅広い民間での経験と実社会の見方をもたらしてくれる。経済成長に何が必要か理解している」。昨年11月、次期FRB議長発表の記者会見。トランプ大統領はパウエルをそう評した。身ぶり手ぶりで話すトランプと、低い声で淡々と話すパウエル
ホワイトハウスに新たな住人がやってきてはや数週間。みなさんはいかがお感じだろうか。どうも、何をしでかすかわからないお方である。今現在から、この原稿が読まれるまでの間にも、ルクセンブルク侵略やら北朝鮮との貿易協定締結やら、ひょっとするとやりかねない。 衝動的で過度に神経質、思い込みが激しく、激情の気があり、自制心は欠落、狭量で好戦的……に映るこのトランプ大統領、はたして、見るからに太りすぎである。大統領職としては建国以来初の症例だろう。日本の首相には太った人物が存在しただろうか? 人間は食べたものでできている。上記の諸症状の原因は彼の食習慣にこそ潜んでいるかもしれない。ここは一つ、ドクター・ブース※に徹底解剖させてほしい。 報道によれば、トランプはファストフードをこよなく愛している。ハンバーガーにフライドチキンにピザ。肉は赤身、特に「トランプステーキ」なる自社ブランド肉(純米国産、よって非オ
“‘Celebrating Merry Christmas again’: Trump opens new front in the culture wars” 2017年12月1日付 ワシントン・ポスト紙 私が小学生の時、学校に私以外にユダヤ教徒はほとんどいなかった。そしてクリスマスになると、公立なのに学校でクリスマスの飾り物があったり、クリスマスの歌を歌ったりなど、明らかにキリスト教関連のものがたくさんあった。その時、私はとても違和感かつ疎外感を抱いた。アメリカ建国時から大切にされてきた価値観の一つにseparation of church and state(政教分離)があるので、厳密に言えばそのようなことがあってはならない。が、実際アメリカ人の約70%はキリスト教徒なので、現実としてクリスマスを祝う雰囲気がいまだ多く存在する。 しかし近年、多様な宗教的背景を持つ移民が増え、かつ多様
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