クラブ活動を見学し、硬筆書道を体験するサウジの学生たち=新宿区の私立目白研心中学・高校、高橋友佳理撮影 アニメ「きこりと宝物」より=マンガプロダクションズ提供 6月、東京・中野の「東映アニメーション」社員が入るオフィスを訪ねると、色とりどりのヒジャブで頭髪を隠した若い女性や男性らサウジ人アニメーターたちが部屋でリンゴやバナナなどの果物のデッサンにいそしんでいた。 サウジがコンテンツ産業育成を目指して、ムハンマド皇太子主導で設立したマンガプロダクションズ(本社・リヤド)が17年に東映アニメーションとアニメの共同制作に向けた契約を結び、サウジに伝わる民話を元にした約20分間のアニメを制作。アラビア語と日本語で、両国で放映された。6月末から2カ月間のインターンには、18~26歳のサウジ人アニメーターたち11人が参加し、原画や絵コンテの描き方などを訓練した。 アニメ「きこりと宝物」より=マンガプロ