■新手法、次々と 米国・ボストンのウォーターフロント。世界貿易センターの講堂に、ブロード研究所の若手研究者、フェン・チャンが姿をみせると、満席の会場から拍手がおきた。 「ここ数年で、新しい手法が次々に生み出され、本当にいい循環ができているんだ」。どの分野の実用化が早そう?デザイナーベビーは本当にできる?最近のスタートアップは何が目的?司会者の質問に、丸顔の童顔に人懐こそうな笑みをうかべながら、答えていく。 6月上旬に開かれたトークセッション「クリスパー科学者との対話」の目玉として登場したチャンは、ゲノム編集技術クリスパー・キャス9の開発で知られる若手のひとりだ。 2012年6月、ジェニファー・ダウドナとエマニュエル・シャルパンティエの2人の生物学者が、基本原理を発表、翌年1月に、チャンとハーバード大学のジョージ・チャーチが相次いでヒトの細胞に応用できることを証明した。 遺伝子の狙った場所を
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