新薬は出にくくなっているのか ――おもにどんな薬をつくってこられたのですか。 基本は抗がん剤です。ひとつはカイネース・インヒビター(キナーゼ阻害剤※)と呼ばれるタイプの抗がん剤で、おもに肺がんに使われる薬。これはすでに販売されています。もうひとつ大きなものは、「たんぱく質間相互作用(PPI)」を阻害する薬で、いま臨床試験が進んでいます。 PPIとは、たとえばがん細胞の中で、たんぱく質どうしがシグナルを伝達するためにくっついたり離れたりするような働きです。そこで、がんの増殖信号を伝えるためのPPIを止める薬をつくりました。PPIの阻害と言うと、一般的には抗体(※)を使うのですが、私が手がけたのは低分子薬(※)です。低分子のPPIの阻害剤は、私の手がけたものが、世界でほぼ初めてだと思います。 ※キナーゼ阻害剤 細胞の表面や中などで、信号の伝達などに重要な役割を果たす酵素(キナーゼ)の働きを止め
世界銀行上級局長のフランク・ブスケ氏に聞く ——大勢の難民を受け入れた国では、どのような問題が生じているのでしょうか 国の人口に対する比率では、世界で最も多くのシリア難民を受け入れているのはレバノンとヨルダンです。これらの国は、これまでも(パレスチナやイラクから)多くの難民を受け入れていて、もともと水が不足しており、供給制限もありました。そこに突然、人口の25%もの数の難民を迎えたらどうなるでしょう。もともと、インフラが脆弱なので、影響は水道だけでなく、交通、電力など、生活のあらゆる面におよびます。学校では午前に地元の子ども、午後に難民の子どもというふうに、シフトを組んで授業をしなければならないでしょう。そうすると、もっと多くの教室や教員が必要になり、給料も余計に払わなくてはならない。地元の人たちと、新たに来た難民との間で、緊張が高まることもあります。負担はあらゆる面で深刻です。 ——なぜ
新薬は出にくくなっているのか ――おもにどんな薬をつくってこられたのですか。 基本は抗がん剤です。ひとつはカイネース・インヒビター(キナーゼ阻害剤※)と呼ばれるタイプの抗がん剤で、おもに肺がんに使われる薬。これはすでに販売されています。もうひとつ大きなものは、「たんぱく質間相互作用(PPI)」を阻害する薬で、いま臨床試験が進んでいます。 PPIとは、たとえばがん細胞の中で、たんぱく質どうしがシグナルを伝達するためにくっついたり離れたりするような働きです。そこで、がんの増殖信号を伝えるためのPPIを止める薬をつくりました。PPIの阻害と言うと、一般的には抗体(※)を使うのですが、私が手がけたのは低分子薬(※)です。低分子のPPIの阻害剤は、私の手がけたものが、世界でほぼ初めてだと思います。 ※キナーゼ阻害剤 細胞の表面や中などで、信号の伝達などに重要な役割を果たす酵素(キナーゼ)の働きを止め
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く