国会では、予算委員会の攻防が2日から始まった。答弁慣れしていない鳩山由紀夫首相に対して、追及慣れしていない野党・自民党のやりとりが続いている。当事者たちは真剣そのものだが、中には珍答も…。 鳩山首相は、その独特の思考回路、発想、行動様式から「宇宙人」とも呼ばれており、まさに宇宙人的な答弁が飛び出したのが、5日の衆院予算委員会。自民党の稲田朋美氏が永住外国人に対する地方参政権付与について、「誰のために地方参政権を与えるのか」と問うと、鳩山首相はこう答えた。 「宇宙ができて137億年、そして地球が46億年たっている。その中で、私は地球はまさに生きとし生ける者、人間のみならずすべての生命体、ある意味では生命がないものに対しても存在しているものだと思っております」
東京女子医科大と順天堂大が新しい手法の生体腎移植を実施したところ、移植後の拒絶反応を抑えるために患者が飲み続けなければならない免疫抑制剤が通常の4分の1の量に減らせ、近く使う量をゼロにできる見込みであることがわかった。免疫抑制剤の副作用が避けられる治療法として期待される。 この治療法は、東京女子医科大の寺岡慧教授(腎臓外科)と順天堂大の奥村康教授(免疫学)らが大学の倫理委員会の承認を受け、昨年8月以降、20代から50代の希望者男女計9人に実施した。 移植手術の前日に、患者と臓器提供者の双方から採血し、それぞれの血液から、免疫に関するリンパ球「T細胞」を抽出。両者を特殊な抗体とともに混ぜ、2週間培養してから、移植を受けた患者の体内に戻した。 その後、患者の様子を見ながら免疫抑制剤を減らしていくと、早いケースでは、免疫抑制剤が通常必要な量の半分から4分の1にまで減らせた。このうち1人は合
kikulog 記事一覧 カテゴリー別記事一覧201410 2014/10/22 江本勝氏の死去 201409 2014/09/12 生協の「書評対決」の書評 201407 2014/07/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」サポートページ 201406 2014/06/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」訂正箇所 201404 2014/04/23 朝日新聞に書評が出るようです [kikulog 647] 2014/04/09 理研CDBの騒動について [kikulog 646] 2014/04/07 博士論文中での剽窃について [kikulog 645] 201403 2014/03/17 「いちから聞きたい・・」のあとがき [kikulog 644] 2014/03/03 論文: Structural flexibility of intrinsically disord
最古級の銀河22個 日米の国際研究チームが、約129億光年かなたにある最古級の銀河22個を、米ハワイ島の大型望遠鏡「すばる」で発見した。 宇宙初期の銀河がこれほど大量に見つかったのは初めて。今の銀河より巨大な星が集まってできていた可能性があり、宇宙の進化過程を解明する手がかりになりそうだ。12月発行の米専門誌に掲載される。 研究チームは、すばる望遠鏡に遠くの銀河を見分ける特殊なフィルターを取り付け、2006年から観測。宇宙誕生から8億年前後に誕生した銀河22個を見つけた。分析した結果、当時の宇宙を満たした紫外線量から推定されるよりも、星の総量が少なかった。 チームを率いた米カーネギー研究所の大内正己特別研究員は「宇宙初期の銀河では、大量の紫外線を効率よく出す巨大な星ばかりが作られた可能性がある」と話している。
痛風の主要な原因遺伝子を、防衛医大や東大など11大学・機関の共同研究チームが世界で初めて突き止めた。 この遺伝子の変異によって最大で26倍発症しやすくなるという。5日付の米科学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディスン」電子版に発表する。 松尾洋孝・防衛医大助教と高田龍平・東大病院助教らは、腎臓や小腸で体外へ毒物を排出するポンプとして働く「ABCG2」というたんぱく質に着目。患者と健康な人計1093人について、ABCG2を作る遺伝子の配列を比較した。 その結果、ポンプをつくれない遺伝子変異や、ポンプの数が半分にしかならない遺伝子変異が、患者の8割で見つかった。変異遺伝子を両親から受け継いだ場合は最大26倍、どちらか一方だけを受け継いだ場合は3〜4倍、痛風を発症しやすくなることもわかった。松尾助教は「効果的な予防や治療に役立つだろう」と話している。
中心の恒星が自転する向きと逆方向に公転している惑星が、世界で初めてみつかった。国立天文台やマサチューセッツ工科大学などのグループが4日、発表した。 国立天文台のすばる望遠鏡による観測成果で、惑星系の進化を考えるうえで重要な手がかりになるという。 発見された逆行惑星は、はくちょう座の方向に地球から約1000光年離れた恒星の周囲を回っている「HAT―P―7b」。恒星の前を横切る惑星の動きを詳細に観測して逆行がわかった。この惑星は木星の1・8倍もの重さがあり、恒星のごく近くをわずか2・2日で1周していた。 惑星は、円盤状に分布したちりやガスが中心の恒星と一緒に回転しながら誕生したと考えられている。したがって、惑星は恒星の自転と同方向に周回するのが標準的とされており、太陽と太陽系の8惑星の関係もそうなっている。 しかし、惑星系が進化する過程では、巨大な惑星同士が互いにはじき合うことなどにより、逆行
やっぱりおもしろい、遠近法を駆使した目の錯覚アートいろいろ 遠近法を利用した目の錯覚といえば、トリックアートやだまし絵の基本中の基本ですが、やっぱり見ていて興味深いものです。 古典的ですが混乱させられる、目の錯覚アートをご覧ください。 はしごを昇っているのか降りているのか。 見つめていると頭がクラクラしそうな構図。貼り紙にあるのはペンローズの三角形ですね。 この石柱の構図も、一度は見たことがあると思います。 天地がひっくり返ったようなチェスボード。 どこがおかしいのか探してみるのもおもしろいですね。 空間や遠近感についてあれこれ考えてしまうレール。 あり得えるようなあり得ないような…。 別のアングルから見てみたいと、やきもき感でいっぱいになります。 眺めていると溺れそうな気分になってきます。 永遠にループする階段。 それをレゴにしたもの。 空間把握や遠近感は、無意識のうちに脳が補完している
1つ1つのヒトの細胞は、膨大なDNAをいかにして詰め込んでいるのか。その謎を解くべくヒトゲノムの立体構造を明らかにしたとする米科学者チームの論文が、8日の米科学誌「サイエンス(Science)」に発表された。 論文を共同執筆した米マサチューセッツ大学医学部のNynke van Berkum研究員によると、「Hi-C」という新しい技術を用いてゲノムを数百万個の断片に切り分け、それぞれのパーツが互いにどの程度近いのかを示す空間地図を作成した。次にコンピューターを用いて、ジグソーパズルを埋めるようにヒトゲノムの3D構造を解明していったという。 もう1人の主要執筆者である米ハーバード大学のErez Lieberman-Aiden研究員によると、DNAは二重らせん構造だが、1つの細胞内のゲノムはまっすぐのばすと2メートルにも及ぶという。「二重らせん構造が直径100分の1ミリ程度の細胞核にどのように収
食べると体に良い効果があるというチョコレートや、痛みや不調を和らげるのど飴など、薬としての側面を持つお菓子はいろいろありますが、ガンの化学療法の副作用を抑えてくれるというアイスクリームが海外で開発されたそうです。 化学療法の副作用は強いものもあるため、甘みを楽しみながらその副作用を抑制してくれるというのはお得な感じがしますが、本当に効果があるのでしょうか。 詳細は以下から。 'Medicinal ice cream' to help fight cancer - Telegraph この記事によると、ニュージーランドの乳業会社Fonteraの農場を使ってオークランドにある大学の研究者がアイスクリームを開発し、ガンの化学療法による副作用に対して有望な効果を示しているのだそうです。そのアイスクリームは「ReCharge(リチャージ)」と呼ばれていて、乳製品に含まれる有効成分によって、化学療法に
自然は語る... 流れ着いたゴミを飲み込んで死んでいったアホウドリたち2009.10.29 21:00 環境保護を訴える最もインパクトある姿ばかりです... 世界でも有数のアホウドリの繁殖地として知られるミッドウェイ環礁に旅した写真家のクリス・ジョーダンさんの作品「Midway - Message from the Gyre」が、人間の身勝手ぶりを無言で伝えています。派手にエコだの環境アピールだのと叫ばれるよりも、ズシリとボクらの心に重くのしかかってくるメッセージがありますよね。 無残にも漂着したゴミを飲み込んで死んでいった鳥の体内からは、ペットボトルのキャップ、ライター、スプレー缶、ヘッドフォンなどなどに至るまで、何気なく打ち捨てられた大量の廃棄物が見つかっています。都市生活を営む人類からは遠く2000マイル(約3220km)も離れたアホウドリの楽園であるはずなのに...。 ジョーダンさ
前の記事 無着陸で30日――米軍無人偵察機の滞空目標 蓮の水滴の謎:「超撥水性」に振動が果たす役割 次の記事 ゴキブリは排尿しない:その優れた代謝系が明らかに 2009年10月29日 Brandon Keim Image credit: Flickr/Sarah Camp 敵意に満ちた環境を生きのびるために、ゴキブリは自らに巣食う菌さえも利用する。1億4000年の昔からゴキブリの体内に住みついている細菌、Blattabacterium(ブラッタバクテリウム)のことだ。 Blattabacteriumのゲノムを解析した結果、この細菌はゴキブリの体の老廃物を、ゴキブリが生きていくのに必要な分子に変換していることが明らかになった。いわばゴキブリは身をもって、リサイクルの力を証明しているわけだ。細菌たちのおかげで、ゴキブリは排尿する必要さえないという。 「Blattabacteriumは、すべての
「聞き間違い」は耳のせいなの? R2510月27日(火) 12時 0分配信 / エンターテインメント - エンタメ総合 私の名前「ウシジマビフエ」は本名なのですが、電話でも、対面していても、まず一度で聞き取ってもらえません(名字は「ニシジマさん」「イシジマさん」、名前は「ミツエさん」「ミブエさん」などなど…)。一度や二度ならいいですが、何度も聞き返されると、少しイラッとしてしまいます。 とはいうものの、自分でも何度も聞き返してしまうことはあります。そんなときは「この人の話し方が悪いから聞き取れないんだ」と相手のせいにしていましたが、もしかしたら、私の耳に問題があったかもしれません。よく聞き取れないというのは、耳の病気のせいなのでしょうか。耳鼻咽喉科医の池田麻子先生に聞いてみました。 「そういう悩みを持って受診される患者さんは少なからずいますが、難聴などの検査をしてもまったく異常がないケ
「Windows 7」カウントダウン深夜販売なんて夢幻だったのかも... 実は今から10日前に地球と月の間を直径30フィート(約9m)の隕石「2009 TM8」が、時速1万8163マイル(約2万9230km)の猛スピードで横切っていたことが判明! まぁ、結局はニアミスということで済んだんですけど、もしどこか本当に地球上の大都市なんかに落ちてきてれば、一体どれほどのダメージを与えたことになるんでしょうか? ざっと見積もりまして、優に4キロトン級の爆発で大惨事を引き起こしていた可能性も高いんだとか。これって冗談じゃない爆破規模ですよねぇ。 そんなことだとは露知らず、ボクらは平然と暮らしていたって感じで、ただ今回は何事もなく地球のそばを通過していってくれたんですけど、意外に知らぬが仏ってだけで、もっと恐ろしい事実だって判明していますよ。ちょっと続きからご覧くださいませ。 「NASAは小惑星の地球
金星に近づく衛星「あかつき」のイメージ=宇宙機構、池下章裕氏提供 金星に吹く風や気候などを調べる日本初の金星探査衛星「プラネットC」の名称が「あかつき」に決まった。夜明けの空が白んで金星が美しく輝く時間帯から命名し、宇宙航空研究開発機構が発表した。あかつきは来春ごろにH2Aロケットで打ち上げられ、半年かけて金星に到着。金星を回りながら約2年観測する予定だ。また、あかつきに載せるメッセージの募集も始まった。 あかつきは、ハレー彗星(すいせい)に接近した「すいせい」、火星に行った「のぞみ」に続く惑星探査機。金星は、ほとんど自転していないのに強い東風が吹いているのがなぞで、世界初の惑星気象衛星として、この解明に挑む。 あかつきに載せられるメッセージや応募者の名前は、12月25日必着で、宇宙機構のウェブサイト(http://www.jaxa.jp/event/akatsuki/index_j
銀河系(天の川)の全貌を撮影した360度の大パノラマ写真…1200枚の画像を合成 我らが太陽系は銀河系(天の川)のかなり端の方にあるので、銀河系を少し離れた位置から見ることができます。 とはいっても巨大な天の川、全てを見渡すには地球自身が邪魔をしてしまいます。 そこでヨーロッパ南天天文台(ESO)が、北半球と南半球の望遠鏡を使用し、数カ月にわたって撮影された写真を合成、一つの巨大な写真を作成したそうです。 360度の銀河系、大パノラマ写真をご覧ください。 ※画像をクリックして拡大 これが直径10万光年の銀河系の全貌。 ESOのサイトには4000万画素のjpg画像と、オリジナルの8億画素の写真が公開されています。 ESO - The Milky Way panorama 2008年8月〜2009年2月の間に、フランスの天体写真家セルジュ・ブニエル氏が、北半球のカナリア諸島のラ・パルマと、南半
ロシアのカラシニコフ通信が伝えたところでは、この論文の執筆者は国立ヨハネスブルク大学教授のイワノフ・ボスコノビッチ博士。博士が夢の中で見た式を枕もとのメモに書き残し、翌朝この式を少し変形させたところ、2=1という結論に結びついたという。 博士は翌日から同僚や指導している学生たちにこの式を見せ、反証を求めたが、誰にも証明ができなかったため、論文として英数学誌「マスマティック・ロジスティック」1月号に投稿。以来世界中の数学者がこの論文の反証を試みたが、9月現在いまだに完全な解答と呼べる論文は出ていない。 「マスマティック・ロジスティック」誌の編集長であるジョン・ロック氏は「ボスコノビッチ博士の論文自体はいたってシンプルで、掲載された式だけならば中学生でも理解できる。しかし、それが誤りであることを証明するには非常に高度な数学の知識を必要とするため解明にはまだまだ時間がかかるだろう」と語る。 今回
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