中国は捕獲した米国の無人潜水機を、米国へ返還した。明らかに扱いに苦慮していた。そのもやもやを米国へ直接ぶつけることはできず、国民向けの体裁もあって、日本へ向けた。中国は、菅官房長官の「中国は国際法に依拠し、国際社会への明確な説明が必要だ」とした発言を「日本政府はくちばしをはさむな」と非難した。 なぜこういうことになるのだろうか。 官製メディアの報道 12月20日の外交部記者会見で華報道官は、「日本は中米間の無人潜水機問題にくちばしをはさんだのではないか?」という質問に、「日本方はこの件に関係ないにもかかわらず、非常に神経質になっている」と答えた。 実は当局者の発言とはこれだけである。それを各メディア、自らの意図する記事に加工してはめ込んだ。内容はなくても見出しをみると、また日本はまた余計な事をと読者が思うよう仕向けている。 新華社系の参考消息網は、中国の無人潜水器捕獲は国際法違反ではない、
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