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被爆国がどのように原発大国になっていったのかが敗戦後初期の頃から遡ってとても細かく述べられていた.当初は広島に原発を作ろうとした計画もあったと知ってびっくりした.反原発が叫ばれる昨今,まさに日本の核受容の歴史が紐解かれる.本書のスタンスは原発賛成でも反対でもない感じなのでとりあえず冷静に読める.原発大国へとなる日本の大きな物語がここにはあった.
天然の原子炉ってあるんだな。色々なエネルギィの成り立ちとか普及の歴史って意外に知らなかったがよくわかった。
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元新聞記者らしく、マスコミの実情をよく分かってらっしゃる。作者が分類したような安易な「カレンダー(あれから〇年)」「えくぼ(ハッピーニュース)」記事も多いが、そこから抜け出したいい記事だってあるぞ…と反論したくなるが、旧来のメディアが「脳死」寸前で、大きな変革が求められているのは確かだろう。それは市民の代表として、権力を監視するという基本に立ち返ることなんだろうが、そもそも日本に西洋的な意味での「市民」っているんだろうか…
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