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ブックマーク / agora-web.jp (25)

  • 原発のトラブルは何故過剰に恐れられるか ‐ 細見ちひろ

    初めに断っておくが、私は原子力の専門家ではない。何kmまでの範囲が安全であるか、どのような対処が有効なのかについての考えを持ち合わせている訳でもない。しかし発表されているエリアより広い範囲―少なくとも現状では避難する必要がないとされている関東地方にまで「疎開」する人が沢山出てきている現象について、それを説明する方法を持ち合わせている。報道で、関東地方から「疎開」する人の様子を見て不安になられた方には、ぜひ知っていただきたい話である。 説明のヒントは、行動経済学にある。アゴラ読者の皆様の多くには行動経済学に関する説明は不要かもしれないが、最も代表的な例を挙げておく。 あなたは今、10万円をもらえるか、もしくは10分の1の確率で100万円がもらえるか、どちらかを選ぶ必要がある。どちらが良いだろうか。多くの人は、確実に10万円をもらえる方を選択する。次にあなたは、10万円を失うか、もしくは10分

    原発のトラブルは何故過剰に恐れられるか ‐ 細見ちひろ
    atasinti
    atasinti 2011/04/11
    私たちは煙草を吸えばがんになる確率が高くなることを知っている。しかし喫煙によるがんは、事実を知った上で自分で選択するリスクである。原子力発電所は既に一般人どころか現場の人にとっても完全にコントロールは
  • 電波帯域を「シャッター街」にしない為に

    地方のシャッター街を歩く度に、心が凍りつく思いがする。地域のあるべき未来が全く見えないからである。必要な新陳代謝、つまりは商店であれ、飲店であれ、陳腐化し、客足の滞った店舗の閉店を促し、代って勢いのある、今が盛りの店舗に、入れ替える事を怠った結果である。 看過出来ないのは、今世紀日に取っての最大成長産業である、情報通信分野の基盤と成る、電波帯域が、どうもシャッター街化しそうな状況であると言う、愕然とする事実である。 現在、アメリカ、ラスベガスで開催中のCES関連ニュースを読む限り、予想通りスポットライトは「タブレットPC」や「ネット対応テレビ」に当てられている。 そして、大事なポイントは、テレビPCは相性が悪い様で、今迄、散々「放送と通信の融合」が叫ばれたものの、実際の果実を収穫するには至っていないのだが、テレビと誠に相性が良い「Social」が間に介在する事で、一気に融合が進みそう

    電波帯域を「シャッター街」にしない為に
    atasinti
    atasinti 2011/01/09
    仄聞する所、アメリカFCCは地上波から未使用の電波帯域を没収し、新たに需要が見込まれる、無線通信分野に割当てる事を決定したらしい。 一方、翻って、我日本はと言うと、監督官庁の総務省は相変わらず時代遅れの「
  • NTT対ソフトバンク論争

    これまでソフトバンクが一方的に攻めていた「光の道」をめぐる論争に、ようやくNTTが応戦しました。鵜浦副社長が、民主党の情報通信議員連盟のヒアリングで、ソフトバンクの案を「ガラパゴス」と批判したのです。上の図はそのプレゼンテーションに使われたものですが、明らかにソフトバンクの全面広告に対抗したものです。 「グローバルスタンダードかガラパゴスか」というのは、この場合はあまり大きな問題ではないと思いますが、多様なインフラが競争する中からユーザーが選ぶことが望ましいというのは市場経済の常識です。これが総務省のタスクフォースの報告書の基調でもあります。これで議論は決着したと思いますが、松さんはご不満のようなので、少しコメントしておきます。 まず基的な論点は、総務省のタスクフォースが設備競争がベストだとしている点です。松さんは、それを「水道管を二並べて敷く」ようなもので無駄だとおっしゃいますが

    NTT対ソフトバンク論争
    atasinti
    atasinti 2010/11/30
    電力線のように物理的に設備競争が困難なインフラもありますが、通信の場合には十分可能です。それは高速無線という新たなプラットフォームが登場したからです。「無線は信頼できない」とか「速度が十分出ない」とい
  • ブロードバンドは「光の道」より「電波の道」で - 池田信夫

    総務相就任のあいさつでは「NTT再編なんて2周遅れの政策だ」と切り捨てた原口一博氏が、一転してNTTを水平分離する「光の道」を打ち出した理由はよくわかりませんが、政府がFTTHという特定の物理インフラを推進するのは地デジのような失敗のもとです。NTT再編はFTTHとは別の企業統治の問題で、両者を「光の道」などという形で混同すべきではない。 また電力系の通信事業者も指摘するように、光ファイバーをサービスと分離すると採算性が悪くなって設備投資やサービスの高度化を阻害し、インフラ会社をつくるとNTTと独立のインフラによるプラットフォーム競争を阻害するおそれが強い。 しかしNTTの変則的な経営形態を改め、民営化以来、25年にわたって続いてきたNTT問題に決着をつけるというねらいは悪くない。このとき最大の障害になるのは90%以上の独占になっている加入者線ですが、光とメタルは別々に考えるべきです。NT

    ブロードバンドは「光の道」より「電波の道」で - 池田信夫
    atasinti
    atasinti 2010/04/25
    かつてはこれは困難でしたが、今は無線技術の飛躍的なイノベーションによって可能になりました。「帯域が足りないので無線は高速化に限度がある」というのは首都圏だけの話で、携帯電話の帯域でさえ地方ではガラガラ
  • 民主党は「与党」になれるのか - 池田信夫

    自民党の自滅で、総選挙では民主党が圧勝する可能性が出てきました。前の総選挙と逆に、民主党が300議席という選挙予測まで出てくるありさまです。しかし有権者は、民主党の政策がすばらしいから支持しているのではありません。自民党があまりにもひどいから、「とにかく一度は政権交代をやらしてみよう」と思っているだけです。 事実、1993年の細川政権のときは、自民党は「ハト派」の河野洋平氏を総裁に選ぶなど、変身を印象づけようとし、予算編成でも課長補佐しか説明に来ないなどの屈辱的な状況に、かなり謙虚になりました。いろんな理由をつけて離党する議員も相次ぎました。たぶん今度も、その程度の効果はあるでしょう。しかしこうした変化は、10ヶ月後に連立与党が崩壊すると消え、自民党は昔の自民党に戻ってしまいました。 今回の民主党は、16年前の連立与党よりはましでしょう。特に旧社民党の勢力が弱まり、派閥抗争がそれほど目立た

    民主党は「与党」になれるのか - 池田信夫
    atasinti
    atasinti 2009/07/22
    "アメリカのブッシュ政権でさえ労働組合の反対で(連邦レベルでは)実施できなかった教育バウチャーを、日教組に依存する民主党が実施できるとは思えない。先日の派遣労働禁止といい、この学費無償化といい、新たに