前回は、タイトルの付け方について考えてみました。ああいうテクニックは大事なのですが、実際に考えるときは、「どうやって考えるのか?」ということも重要です。今週はそのあたりを見ていきましょう。 実際に、後輩などからタイトルについて相談されたとき、ぼくは「明日までに200個考えてみて」と言うようにしています。また、自分自身が考えるときも一人で同じことをしています。 まるで「◯本ノック」のようで、一見すると意味のない「しごき」のようですが、このやり方はアイデアを出す方法論として有効だと思うのです。以下に、その理由や考え方をくわしく説明します。 ■【第1段階】 200個のアイデアを書き出す 明日までに200個考えなくてはいけない。こういうときには、思いついたことを全部、とにかく書き出すしかありません。書く場所は、紙でもPCのエディタでもスマホのメモ帳でも、なんでもかまいません。200個というとたいへ