恒例のことでもあるので、今年もこのエントリーを書くことにする。 1.カーメン・ラインハート、ケネス・ロゴフ『国家は破綻する 金融危機の800年』 国家は破綻する――金融危機の800年 作者:カーメン・M ラインハート,ケネス・S ロゴフ日経BPAmazon やはり今年、第一にあげるべきなのはこの本。2008年秋に始まった経済危機は、日本の「文脈」では歴史の彼方だが、現実は、まだその渦中。 2.翁邦夫『ポスト・マネタリズムの金融政策』 ポスト・マネタリズムの金融政策 作者:翁 邦雄日経BPマーケティング(日本経済新聞出版Amazon 金融政策についての「骨太」の書。バランスのよい整理。 3.平井俊顕監修『危機の中で〈ケインズ〉から学ぶ 資本主義とヴィジョンの再生を目指して』 危機の中で〈ケインズ〉から学ぶ――資本主義とヴィジョンの再生を目指して 作者:浅田 統一郎,小野 善康,間宮 陽介,伊