2011年12月09日(金曜日) 「欧州危機、どう見るか」仏独対論とベルギーの「売らない手法」、そしてRMLCのディスカッション 朝日新聞の国際面に、 「欧州危機 どう見るか」 フランスとドイツの反対の論客を並べた。 まずフランスからは、 エマニュエル・トッド。 1951年生まれの人類学者、歴史学者。 のっけから言い切る。 「塔から転落するように ユーロはつぶれる」 ヨーロッパ連合の共通通貨ユーロが、 崩壊し、消えてなくなる、と給う。 しかし「最終的にはどこの国も ユーロ消滅でよくなるだろう」 なぜか。 「国の大小にかかわらず平等であることが 欧州の理念だったのに、 自由貿易とユーロのせいで 不平等や優劣が生じている」 トッドは、ユーロ消滅のメリットを、 庶民の目線で、分かりやすく表現する。 「ユーロがなくなったほうが、人々は、 イタリア人はいいやつじゃないかと思うだろうし、 ドイツ人はち