トップ > 社説・コラム > 社説一覧 > 記事 【社説】 憲法を守る道を行く 年のはじめに考える Tweet mixiチェック 2014年1月5日 安倍晋三政権は今年、憲法改正まで突っ走るのでしょうか。不安がよぎります。選挙の公約とはいえ、本当に国民はそれを受け入れたのでしょうか。 吉田茂邸が全焼しました。二〇〇九年のことで、神奈川県大磯町に屋敷がありました。日本国憲法が公布、施行されたときの首相で、戦後日本を長く牽引(けんいん)した、「ワンマン宰相」です。 総ひのき造りで数寄屋風の「吉田御殿」は、多くの人々が「大磯参り」を続けた政治の舞台でもありました。 炎上のニュースを知って、詩人で作家の辻井喬(堤清二)は「惜しいことに」と感じました。 吉田茂が怒っている 西武百貨店などセゾングループの総帥でもあった人です。吉田死去後に首相の佐藤栄作から「大磯の吉田邸を君のところで買わんか」と頼ま