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ブックマーク / sendatakayuki.web.fc2.com (1)

  • 書評 「世界経済図説」

    21世紀初頭は第2次世界大戦後40年以上続いた東西2分体制と冷戦が終って、「争いから平和」へ、世界グローバル市場への期待が高まった時期であった。しかし経済的には日で言えば1990年代初めの土地バブル崩壊から、不良債権処理に始まる長期デフレ不況がいまだに尾を引き、アメリカでは金融構造改革で一時好況を呈したが、21世紀なると日の後を追って土地バブル(サブプライムローン問題)から金融商品(債券など)の信用に疑問が発生し、2008年にはリーマンショックによる世界金融危機が勃発した。その影響は2012年のいまでも株価低迷、消費減退などが続いている。政治的経済的に東西二大陣営の対立の構図の軸がなくなったかわりに、世界中で民族紛争が活発化し、経済ブロックの分裂と再構成、新興国中国の躍進に見られる世界の多極化が進行したといえる。政治軍事経済の絶対的覇権国家アメリカのゆっくりとした衰退過程に、アジアの龍

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