高度成長期からバブル崩壊以降も耳目を集める様々な出来事があったし、暮らしの中でビジネスパーソンはそれに応じてストレスを感じてきたはずだ。しかし、近年の出来事は戦後の日本で認識されてきたものとは異質に見える。 例えば、第1次世界大戦の際に多くの人命を奪ったスペイン風邪に匹敵する可能性のある新型インフルエンザの大流行が訪れようとしている。日本の人口の3割以上が感染し、そのうち2%が重症化する。死亡するのは感染した200人に1人程度と想定されている。死亡率の増加や、大きな流行の波が2回、3回と1年以上も継続することが懸念されている。 今後、日本のビジネスパーソンは、従来のレベルとは異なる、想定外の強いストレスを経験する確率が増えている。とても強いストレスは一気に生産性を下げ、不調を起こす誘因となる。従って、突然、遭遇する強いストレスにも上手く対処する必要があるのだ。 強いストレスを受