当サード・アルバム『不完全なけもの』は、寺尾紗穂、知久寿焼(ex たま)など、これまでの活動で出会い、音をつむいできた孤高のゲストが参加した8曲を収録。「平成がおわるまでにつくりたかった」とマヒトゥ・ザ・ピーポーが語る今作は、未来の視点から現代に贈られた、愛と皮肉が散りばめられた手紙のようでもあり、あたりまえの生活をSFの視点から詩的にとらえた作品になっている。アルバムは、全編をつうじて言葉に優しい眼差しが宿り、アコースティックな温もりのあるサウンド とヴォーカルの響きは美しい。そして8曲それぞれバラエティに富んだ楽曲は、アルバムにさまざまな 表情をあたえ、そのどれもが文学的な批評性をもっている。
![2/13【CD】マヒトゥ・ザ・ピーポー「不完全なけもの」 – ページ 1429 – おとうた通信](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/70128765034b6107b75a670ca5d8e8e60c4855f2/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fotouta.net%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F06%2Fcard.jpg)