Paradism
カルチョビットというか薗部博之への希望みたいな話になるけど、馬の野球ゲームが欲しいんだよなあ。交配し、育て、チームを作り、試合をし、選手の成績を見てはほくそえみ、引退させ、種牡馬(繁殖牝馬)化し、交配する。そんなゲーム。 せかいの はんぶんを おまえに やろう http://d.hatena.ne.jp/wtnb18/20060601/bit これを読んで、あーなるほど「カルチョスタリオン」かーと思いながら、RSSリーダーで次のエントリを読みにいく。 ムシアンドベリー 男の子に人気のムシキングと女の子に人気のラブアンドベリーを混ぜるのだ。おしゃれしたり踊ったりして戦う相手が、虫。 webやぎの目 http://yaginome.jp/kako/200606/02_1329.html すごく似ててすごくびっくりして、これがシンクロニシティかと思ってよく読んだら全然違ってた。どっちも遊んでみた
ようこそゲストさん ブログトップ 記事一覧 ログイン無料ブログ開設 The Red Diptych
この歳になるまで私は、まさか自分から進んで『万葉集』や『平家物語』などの古典に興味をもつことになるとは思いもしなかった。高校時代に学んだ古文は、私にとって、英語よりももっと訳のわからない苦痛をもたらしたトラウマ的な体験であり、憧れや懐かしさなどを感じたことは一度もないからだ。 しかし、振り返ってみると、私は二〇代の頃まで、哲学書や近現代の小説を読んでもよく理解できないことのほうが多く、だからこそかえって、「訳のわからない暗号文を解読したい」という動機に駆られて読書を重ねてきたのではないかと思う。アグネス・スメドレーが子供の頃から「手さぐりのようにして」、「ほとんど一行もわからない」ような本にまで挑戦したというエピソードは、私にはとても共感できる。 最近私がにわかに古典を読みたいと思うようになったのも、その延長かもしれない。 ただ、その伏線として以前から引っかかっていたことがある。小林秀雄が
game, 与太話, indie, review今年は世間的にも自分的にもあまりにも色々なことがあった。今年の初旬から夏前まではディレクションしたゲームの佳境がずっと続き、そのマスター直後、休みほぼゼロからの…別プロジェクトのリードレベルデザイナーになっちゃってヨッシャ!という感じで相当に忙しい一年だった。と言いつつも、結局今年も結構な数のゲームをプレイしてきたわけで(いっちょ噛み程度のもの含め)、自分のメモも兼ねて、極私的なGame of the Yearをいくつか書いてみたい。まず今年自分の金でプレイしたゲーム(仕事/フリー/ブラウザゲームを除いた)一覧は以下。プラットフォームタイトル名[3DS]ゼルダの伝説 時のオカリナ3D[3DS]ひらり桜侍[3DS]マリオカート7[DS]Monster Tale[Dsi Ware]洞窟物語[Dsi Ware]Mighty Milky Way[PC
城山三郎『辛酸』は、宗三郎が準備した野天風呂に入るために「真裸になった」田中正造が、「ほおっ、ほおう、と吠えるような声を立て」る場面から始まる。なぜこんな場面から書き始めるのか、最初は首をひねったが、やがてそれが、家屋を強制破壊されて、ほとんどホームレスに近い状態に置かれた谷中村の残留民たちの苛酷な暮らしぶりを鮮明に浮かび上がらせる巧みな導入部であることがわかる。やがて雨が降り始めると、萱(かや)で編んだ網代(あじろ)を屋根代りにかぶせただけの穴ぐらに住む宗三郎の六人家族は、雨漏りを避けるため、一本しかない傘の下に一家六人が頭を突っ込まなければならない。そして正造は、素裸のまま風呂から出てきて、同じような境遇にある残留民たちの安否を心配し、蓑(みの)を借りて廃村の残留民を一戸一戸訪ねて廻るのである。 そこには、ユーモラスなようでいてどこか厳粛なものがあり、過酷な条件下にありながら意外に飄々
ぼくの近著『小説の読み方の教科書』が、おかげさまでAmazonで売り切れました。最初に何冊仕入れていたのかは知りませんが、少なくとも数十冊はあったはず。自分で言うのはなんだけれど、ぼくがここで地道に記事を書き続けていることも、少なからず売上げに貢献したと思います。それはもちろんAmazonの売上げだけにではなく、他の場所においてもです。このブログの記事をきっかけに、ぼくの本を他の通販サイトで買ってくれた方もいれば、街の書店で買ってくれた方もいらっしゃいました。ブログというのは、そういう意味で本当にありがたい。昔は、何かを発信するとなったらいわゆる大手マスコミに頼る以外方法がなかったけれど、今はこうして自分で手軽にブログを書けるということは、インターネットの力と恩恵には本当に大きなものがあります。ぼくはそれを、心からありがたいと思う次第です。小説の読み方の教科書作者: 岩崎夏海出版社/メーカ
映画『アドベンチャーランドへようこそ』(’09)は87年の夏を舞台にしたせつない青春映画で、そのあまずっぱさにわたしはすっかりノックアウトされてしまったのだが、わけても劇中「わかるなあ」とうなずいたのは、主人公の青年ジェイムズが意中の女性に渡す、”J’s Favorite Bummer Songs”*1 と題された選曲カセットであった。好きな曲を集めてカセットを作り、意中の女性に渡すという行為を、かつて文化系の男はおこなった。いまとなってみればいくぶん気恥ずかしい行為かも知れないが、わたしもやったよ。その選曲になんらかの想いを込めていたのです。 そんな話題をとある飲み会でしていたところ、二十代女性からは「選曲したカセットを渡す人」など本当にいるのか、とても信じられない、なんかダサい、という厳しい意見がでた。うつむく三十代以降の文化系の男性たち数人。わたしはほとんど逃げだしたい気持ちだった。
さいきん日本語圏の人から立て続けに「無料ゲーだのソーシャルゲーだの、まじサックっすよね?」的な同調を求められたんで、一応今のスタンスを表明しようかなと。ていうか、前からたいして変わってないんですが、Twitterにこんな 内容の投稿をしたせいかもしれないし、このブログでは今世代コンシューマゲーム開発の話が多いせいかもしれないけど、思ってもいないレッテル貼られて余計な敵をつくってはたまらん。というわけで、夢見がちなコンシューマゲーム開発者こと僕の近視眼的な結論は、 「無料ゲームへ流れは止めようがない。だから、今までゲームを遊ばなかった人が『ゲーム的な何か』に興味をもったり、まかり間違って財布を開く気になったところに、すかさず自分の好きな遊びを売り込むしかないんじゃね?」です。 この波がきた当初は、「うわーすっげー儲けてるじゃーん!どうやんの?どうやんの?おせーて!おせーて!」っていう見方が勝
後ろの外人に教えてもらったタミル映画"Enthiran"のSFXのハイライトを集めた動画に打ちのめされた。NGPのチェックよりこっち優先しちまった。なんとなく主演の人に見覚えがあると思ったら『ムトゥ踊るマハラジャ』の記憶も懐かしいラジニカーント。今もなお第一線で活躍っていうかまだトップスターらしい。すげー。 ストーリーは……、まあいいじゃない。とにかく塊魂みたくたくさんのラジニさんがボールになって回転しながら銃撃ちまくったあげく戦車につっこんで壊しまくったりとか、たくさんのラジニさんがゲーム『I.Q FINAL』のおまけムービーみたくリジッドな直方体になって兵隊なぎ倒したりとか、『ストライダー飛竜』の1面のボスみたくたくさんのラジニさんがつながって蛇になって車飲み込むとか、たくさんの(以下略) 動画はそれぞれ9分くらいあってそこそこ長いのでとりあえず下のダイジェストのダイジェストみてみて、
時は21世紀初頭。社内では、とあるオンラインRPGの続編の開発が走り始めていた。僕は別のプロジェクトに移っていった先輩より「アイテム業務全般」を引き継ぎ、そして、レアアイテムの出現率に頭を悩ませていた。 オリジナル作では、「真のレアアイテムとは、コミュニケーションを促進するため、話のネタにならなければいけない」という思想のもと、数万分の1の確率が当たり前、中には数千万分の1の確率でドロップというものまであった。つまり、狙って手に入れることはほぼ不可能なのが狙いであり、レア中のレアアイテムとは噂に上る程度の、あくまでもオマケ要素のはずだった。 もちろん、発売当初は立派にその役割を果たしていた。だが、それは3ヶ月、長くても半年を寿命と考えたバランスであった。嬉しい誤算ではあるが、オリジナルの発売から1年を過ぎてもプレイされ続け、ある者は自分のキャラクターを装飾したいという希望から、またある者は
いやー、泣いた。コントローラー握りながら。 ギネス級の娯楽企業ロックスター社の最新作「レッドデッド・リデンプション日本語版」をやったのだが、やっぱりなにもかもに打ちのめされた。グラフィック、遊びやすさ、アダルティな物語、豊富なミニゲームなどなど。 今年は同時期に「デッド・ライジング2」という大物ゲームも発売されて、両方プレイしたが、遊びやすさや物語の深みという点では、「レッドデッド〜」に軍配があがるような気がする。 たとえばこのゲーム。敵に撃たれても、勝手に時間が経つと体力が回復するのである。「おい、体力ゲージどこだよ! え? 勝手に回復するのか」とかなり戸惑ったが、これのおかげで、いちいち体力が落ちたら、回復アイテム探しに奔走するというアクションゲームにありがちな作業に煩わされることがなくなるのだった。同じロックスター社のGTAシリーズでは、ファストフード店やホットドッグの屋台を探さなけ
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