ブックマーク / www.ywad.com (33)

  • アンナと王様

    atoz
    atoz 2011/11/12
    ボロクソな評価である。いやPC的にはダメダメなんだろうけれども、そういう話を見たいという欲望がある……。
  • それは違う!

    atoz
    atoz 2011/05/21
    日垣隆氏の著作について、2001年当時のwadさんのレビュー。「現時点において、調査能力、スタンス、および取り上げるテーマにおいて、最も注目すべき作家の1人であることは間違いない」
  • 中盆

    atoz
    atoz 2011/02/03
    wadさんのレビュー。「大相撲というインフラストラクチャの持つ複雑さと豊かさが、適度に複雑なゲーム・ルールを生成させていて、実に面白かった」
  • ジョー・ブラックをよろしく

    ジョー・ブラックをよろしく Meet Joe Black Martin Brest / Brad Pitt,Anthony Hopkins,Claire Forlani / 1998 ★★★★ ぎりぎりのところで支持せざるをえないテンポの遅い映画 監督のマーティン・ブレストは『ビバリーヒルズ・コップ』、『ミッドナイト・ラン』、『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』の人。ブラッド・ピットが主演のラブ・ロマンス。上映時間が181分。というような諸条件から、手を出さなかった人も多いと思うが、これはなかなか注目すべき映画だった。 この映画が181分という長尺になっているのは、入っているエピソードが多いからではなく、ひたすら1つのシーケンスに費やすショットが多く、さらには1つのショットに費やす時間が長いためである。また、普通の映画であれば緩急ということを考えて、序盤はゆっくりとしたペースにするとしても

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    atoz 2010/10/24
    「序盤はゆっくりとしたペースにするとしても、クライマックスが近づくにつれてテンポを速くするなどの工夫をするものだが、この映画はそんな小細工は嫌だということなのか、最後まで同じように続く」
  • ジェヴォーダンの獣

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    atoz 2010/10/03
    「マーク・ダカスコスが悪者をやっつける。マーク・ダカスコスが遠くを見つめる。マーク・ダカスコスが瞑想する。モニカ・ベルッチが脱ぐ。マーク・ダカスコスが占いをする」
  • ヒーロー/靴をなくした天使

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    atoz 2010/09/13
    「フランク・キャプラの映画の中では『群衆』が一番好きなので、かなりのバイアスがかかっているものと思うが、その要素だけでなく、細かいところでの現代的な演出や編集がきわめて優れている大傑作である」
  • スペース カウボーイ

    スペース カウボーイ Space Cowboys Clint Eastwood / Clint Eastwood,Tommy Lee Jones,Donald Sutherland,James Garner,James Cromwell,William Devane,Marcia Gay Harden / 2000 ★★★ 期待しすぎたせいか、ちょっと不満 クリント・イーストウッドの監督・製作・主演作品。旧ソ連製の人工衛星が地球に向かって落下しつつあるので、ロートル4人がスペース・シャトルに乗って修理に向かう。老人版『アルマゲドン』。期待が高すぎたせいで少し拍子抜けした。 かつての仲間を集めるプロセスがやたらにあっさりと進行するところなどは、『アルマゲドン』の陥った罠を回避するイーストウッドの頭の良さをはっきりと示している。そういった配慮はわかるんだけど、作はやっぱり慣れない大作映画のプ

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    atoz 2010/05/16
    毎度のことながら、wadさんのレビューは簡潔にして要を得ている。
  • バカのための読書術

    atoz
    atoz 2009/01/22
    「私自身にも、高校生のときに『読書家の新技術』を本気でブックガイドとして利用していたという恥ずかしい過去があって、いろいろと複雑なのだ。というわけで、また別の機会に。」
  • 黒人アスリートはなぜ強いのか?

    黒人アスリートはなぜ強いのか? その身体の秘密と苦闘の歴史に迫る Taboo: Why Black Athletes Dominate Sports and Why We're Afraid to Talk About It ジョン・エンタイン / 創元社 / 2003/04/10 ★★★★ 興味深いテーマではある 原題が示すように、黒人が一部のスポーツで強いのには遺伝的な要因があるはずなのだが、そのことがアメリカ社会でタブーとなっているということを論じる。著者はジャーナリスト。 日人にとって、スポーツの分野によって「人種」の向き不向きがあるということは常識だろう。普通の日人にとってのオリンピック競技鑑賞は、日人選手が、生まれながらの資質という点での圧倒的な不利さを、その不屈の精神力で克服する(あるいは克服できない)のを見て楽しむという行為である。そういうわけだから、100m走の上

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    atoz 2009/01/12
    「100m走の上位を西アフリカ出身の選手が独占していても、NBAで黒人ばかりが活躍していても、素直に「まあ黒人は強いからな」と思って納得しているはずだ。しかしアメリカでは、それを言うと大変なことになる。」
  • 文章読本さん江

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    atoz 2009/01/07
    「「文章読本」が体現している権威主義を、80年代を出自とするポップ・カルチャーの視点で相対化するという発想は10年以上古い。金井美恵子の『文章教室』が出版されたのは1985年である。」
  • アイズ・ワイド・シャット

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    atoz 2009/01/07
    「老いたキューブリックが「スキャンダラス」という観念において世間とずれてしまっていたという可能性もつねに残されている」 wadさんの文章それ自体は無味乾燥なのだけれど、論旨が明快で美しいとさえ感じられる。
  • ブラックホーク・ダウン

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    atoz 2008/12/31
  • 魂まで奪われた少女たち

    魂まで奪われた少女たち 女子体操とフィギュアスケートの真実 Little Girls in Pretty Boxes: The Making and Breaking of Elite Gymnasts and Figure Skaters ジョーン・ライアン / 時事通信社 / 97/12/20 ★★★★ おそらくこれを書いたこと自体が勇気あることなのだろうが 女子体操とフィギュア・スケートの世界で行われている児童虐待を扱ったノンフィクション。著者はスポーツ・コラムニスト。虐待の対象となっている少女たちへの感情移入が激しすぎるようにも思えるけれども、そうせざるをえないほど憤っていることは理解できるし共感できる。 しかしこんなことは当然のことだろう。フィギュア・スケートはそれほどでもないけれども、体操をやっている女子体操選手たちを見ていれば、彼女たちが恐ろしいほどのプレッシャーにさらされて

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    atoz 2008/12/30
    id:Dersuさん、次はこれどうですか。
  • 流血の魔術 最強の演技

    流血の魔術 最強の演技 すべてのプロセスはショーである ミスター高橋 / 講談社 / 2001/12/10 ★★★★ 楽しい話がいっぱい 元新日プロレスの名物レフェリー、ミスター高橋の内幕暴露。引退後に作るはずだった警備会社に関する約束を会社側に反故にされたことへの報復と噂されている。タイトルと副題にあるように、新日プロレスの試合がすべてショーであることを明らかにしている。「プロレスは八百長である」という世間の常識からすれば当たり前のことだと思うかもしれないが、(1) マッチメイキングに深くかかわった重要人物による暴露であること、(2) それがインサイダーにしか知り得ない細かい記述によって支えられていること、(3) 「すべて」の試合がショーであると述べていることに重要性がある。 最後の点についてもう少し詳しく述べれば、普通のプロレス・ファンは、プロレスの試合はショーであるとは思ってい

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    atoz 2008/06/25
    追記の「インテリのプロレス・マニア」はメチャ良いことを言うているのだが、本当にそんな人物がいるのだろうか…。
  • だれが「本」を殺すのか

    だれが「」を殺すのか 佐野眞一 / プレジデント社 / 01/02/15 ★★ 網羅的だが困った内容 出版業界の現状を取材したルポルタージュ。『プレジデント』誌に「『』は届いているか」というタイトルで1999年から2000年にかけて連載された文章を全面的に改稿・加筆したものらしい。章別に書店、流通、版元、地方出版、編集者、図書館書評、電子出版と幅広いトピックを抑えている網羅的な内容である。 いろいろと書いたのだが、あまりに品がない内容になってしまったので、いったん全部削除して要点だけを簡潔に記すことにする。 業界のインサイダーによって書かれたの限界が露骨に出ている。『激震! 建設業界』の項を参照。「出版業界の証券アナリスト」なるものが存在しないことが、出版業界の不幸である。 前述のように、網羅的にトピックをカバーしているが、個人的に目新しかったのは地方出版と図書館に関する記述だった

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    atoz 2008/06/25
    「そして実のところ、「ベストセラーと売れ線のものばかり」を並べるのは、ある意味でカスタマ・オリエンテッドネスの1つのあり方ではある。」
  • 誘惑の接吻(キス)

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    atoz 2008/06/25
    このレビューのポイントは、wadさんがミーシャ・バートンの映画を網羅していることを当たり前のように語っているところである。
  • 倫理21

    倫理21 柄谷行人 / 平凡社 / 00/02/23 ★★★ ちょっと無理があるのでは 帯には「初の書き下ろし評論」とあるが、その実は講演原稿に加筆修正したもの。カントなどをもとに「倫理」と「道徳」を区別し、戦争責任などの具体的な例に「倫理」を適用しようという内容。 しかし私には、著者の思考は逆の道筋をたどったとしか思えないのである。つまり、まず最初に「批判したい対象」や「支持したい対象」があり、これに「共同体の道徳」以外の理由を見いだそうとして、「倫理」というキーワードを発見し、それを支持するような言葉をあちこちから探し集めたという経緯(まあこの手の評論は珍しくもないが、とりわけ有名なのは蓮實重彦で、あの人の場合は、大衆娯楽として見られていた西部劇や家族ドラマなどが好きな自分に困惑し、それを正当化するための屁理屈をいろいろと考えついたのだと思われる。その屁理屈を気にしてしまった人はかな

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    atoz 2007/12/18
    「まあこの手の評論は珍しくもないが、とりわけ有名なのは蓮實重彦で」「その屁理屈を本気にしてしまった人はかなり多い」 だよなー。
  • ユーゴスラヴィア多民族戦争の情報像

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    atoz 2007/12/15
    「それよりも知的でフェアであると一般的には思われているテオ・アンゲロプロスの『ユリシーズの瞳』に対して苦情を述べている。」
  • ドキュメント戦争広告代理店

    ドキュメント戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争 高木徹 / 講談社 / 2002/06/30 ★★★ 内容は興味深い 著者はNHKのディレクター。NHKスペシャル『民族浄化』(未見)で話題を呼んだ内容をにしたということらしい。ボスニア紛争において、アメリカのPR会社が果たした役割がどんなものだったかを描いている。 バリー・レヴィンソンの『ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ』は、ダスティン・ホフマン演じるハリウッドの映画プロデューサーが、大統領を窮地から救うために情報操作を行うという話だった。こういうタイプの陰謀史観は古くからある形式であると言える。また、他国がアメリカにおける地位を改善しようとして行う活動は、「ロビイング」と呼ばれるごく当たり前の活動である。書で取り上げられているケースの特異性は、アメリカとはほとんど関係のない異国の地での内戦(という言葉は不適切かもしれないが)を有利に

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    atoz 2007/12/15
    「なんか賞を受けたようだが、『ダイエー: 脅威の経営術を学ぶ』みたいなタイトルのビジネス書とそれほど変わらない。」
  • お勧め映画、第5回

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    atoz 2007/11/09
    お勧め映画、第5回、日活プログラム・ピクチャー篇