タッチ・パネルは,軍用,ATMやチケット券売機,純正カー・ナビゲーション・システムなどに見られる産業用製品を主体に進化を続けてきたディスプレイ関連部材の一つである。しかし,ここ数年の間で,携帯電話機や携帯型電子機器に代表される個人用端末の需要が旺盛となり,比較的安定的な産業機器主体の市場から,ヒット・モデルの影響を受けやすい民生機器型市場が大きく注目されている。
![タッチ・パネル業界の協業・提携の引き金に――液晶パネル,原材料のメーカーが相次ぎ参入](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)
タッチ・パネルは,軍用,ATMやチケット券売機,純正カー・ナビゲーション・システムなどに見られる産業用製品を主体に進化を続けてきたディスプレイ関連部材の一つである。しかし,ここ数年の間で,携帯電話機や携帯型電子機器に代表される個人用端末の需要が旺盛となり,比較的安定的な産業機器主体の市場から,ヒット・モデルの影響を受けやすい民生機器型市場が大きく注目されている。
ソニーは,近接無線技術「TransferJet」に対応するメモリースティックを開発した。ソニーイーエムシーエスが米国のFCC(連邦通信委員会)に提出した文書から明らかになった(FCCの関連サイト)。既にソニーや東芝などがTransferJetに対応するAV機器やノート・パソコンの動作デモを披露している。対応メモリースティックが明らかになるのは今回が初めて(Tech-On!関連記事1,同2, 同3)。 FCC IDは,「AK8MSJX8G」。提出された文章には「TransferJet」と明記された箇所は見当たらない。だが,「Test report」(UL Japanが作成)には「IC Recording Media」が搭載する無線の送受信機能として記述があり,中心周波数4.48GHzで帯域幅560MHz,変調方式が「DSSS(直接拡散方式のスペクトラム拡散技術)」と,いずれもTransfer
図1 ソニー 情報技術研究所 通信研究部 統括部長の小高健太郎氏(左)と,通信研究部 R&D推進室 通信システム担当部長・室長の岩崎潤氏(右) 久々に,ソニーらしい技術が現れた――。 2008 International CESでソニーが出展した近距離無線技術「TransferJet」のデモを見たときの,記者の率直な印象である。 TransferJetは超広帯域無線(UWB)の一種で,通信距離は最大3cmと短いながら,実効データ伝送速度で375Mビット/秒という超高速伝送を実現できる(Tech-On!関連記事)。 記者が「ソニーらしい」との印象を持った理由は,既存の業界標準技術にこだわらず,ユーザーの使い勝手をとことん追求した技術であることだ。 UWB無線を用いる技術には「Wireless USB」があり,ソニーも同規格の策定に参加している。だがソニーはあえて,独自技術の開発を手がけた。い
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