日立製作所ブースには、HCFLバックライトを搭載した32V型液晶テレビをはじめ、省エネに着目した参考展示が目立つ。中でも注目は、画質向上と省エネを両立させるLEDバックライトを採用した42V型液晶テレビの試作機。従来機に比べて消費電力を半減させるという。 日立が製品化を目指して開発しているもので、LEDバックライトはローカルディミング(エリア制御)をサポート。黒浮きを抑え、コントラストを向上させながら、消費電力を従来機の50%にまで削減するという。 もう1つのポイントは、試作機が現行の「UT42-XP800」と同じボディーに詰め込まれていることだ。UT800シリーズといえば、42インチでも最薄部3.5センチ(厚いところは3.9センチ)の超薄型テレビ。省エネと画質の向上にくわえ、薄型化を合わせて実現したことになる。 LEDバックライト搭載で薄いテレビといえば、ソニー“BRAVIA”の「ZX1