北米国際自動車ショーが9日、デトロイトで開幕し、数十台の新型モデルが初披露された。コンセプトカーの多くには、今週ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」の展示品に匹敵するようなデジタル機器が搭載されている。 その最たるものの1つが、トヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」の次世代コンセプトカー、「LF-LC」だ。流線型のボディーに包まれた後輪駆動型のスポーツクーペで、前方が大きく下がったボンネットの下には先進のハイブリッドパワートレインが搭載されている。 トヨタのプレスリリースによると、ユリの茎のモチーフが施された運転席の内装と飛行機が離陸する際のアフターバーナーに着想を得たテールランプがスタイリングの売りだ。 だが、恐らく最も注目すべきイノベーション(技術革新)は、フロントの両座席の間に装備されたポップアップ式のタッチスクリーンキーボ