ぼくは制作の舞台裏の話が好きで、メイキング映像などを好んで見る。だから、自分で何か作ったときに意図や過程をこの日記に書くことがよくあるし、他の人の制作にまつわる話を取材して、それを同人誌に載せたりしてきた。「結果」と同じくらい「過程」を大事にする傾向にある。 一方で、過程はどうでもよくて、成果物は結果がすべてである、という考え方も、あるにはある。ぼくはそれは、片方の立場しか考えなければそういう意見になると思っている。つまり、口を開けてコンテンツを待っているだけでよければ、過程がどうであっても影響がないので、気にしないと思う。そうでないなら、受け手と作り手の双方の立場を考える必要がある。 作り手であれば、よい成果を出すにはよい過程を学ぶのが一番よいと考えるはずである。めちゃくちゃな過程で、例えば効率の悪い方法とか、破滅的なスケジュールで完成させたとすれば、受け手はどうでもいいかもしれないけど