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ブックマーク / memo.sanographix.net (16)

  • 過程 - MEMOGRAPHIX

    ぼくは制作の舞台裏の話が好きで、メイキング映像などを好んで見る。だから、自分で何か作ったときに意図や過程をこの日記に書くことがよくあるし、他の人の制作にまつわる話を取材して、それを同人誌に載せたりしてきた。「結果」と同じくらい「過程」を大事にする傾向にある。 一方で、過程はどうでもよくて、成果物は結果がすべてである、という考え方も、あるにはある。ぼくはそれは、片方の立場しか考えなければそういう意見になると思っている。つまり、口を開けてコンテンツを待っているだけでよければ、過程がどうであっても影響がないので、気にしないと思う。そうでないなら、受け手と作り手の双方の立場を考える必要がある。 作り手であれば、よい成果を出すにはよい過程を学ぶのが一番よいと考えるはずである。めちゃくちゃな過程で、例えば効率の悪い方法とか、破滅的なスケジュールで完成させたとすれば、受け手はどうでもいいかもしれないけど

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    attsumi 2015/12/10
  • 近況の感想 - MEMOGRAPHIX

    たいしたことない理由で夜更かし続きだったので、久々に日付が変わる前に寝た。といっても寝溜めできる体質じゃないので起きる時間が自然と早まっただけだった。 盆も近づいてるし、徐々に夏に向けた仕込みを始めつつある。ところでここ最近の自分の活動には一貫性がないと思っていて、他人からもしばしば指摘されることがある。何になりたいんですかみたいな。 グラフィックデザイナーと一応名乗ってはいるけど、最近は夢日記のとか盆LTとかやってて、デザイン感はない。デザイン好きだったはずなんだけどおかしいな〜と思って、なんとなく考えていた。考えていたところ、以前はデザインをどうするか、みたいなことに興味があったけど、最近は、デザインを利用して何をするか、のほうに興味の対象が移っている気がしてきた。あ、ここでは以降デザインっていうのはグラフィックデザインのことを指します。 たいしてデザインを究めたわけでもないのにもう

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    attsumi 2015/06/26
  • WordpressテーマをGitでバージョン管理する - MEMOGRAPHIX

    Wordpress テーマ、大きな改修をするときなどは Git でバージョン管理すると便利な気がする。そこで、MAMP 下に作成済の Wordpress のテーマファイルを Git で管理できるようになるまでの作業を記録する。 自分しか作業しないのでプライベートリポジトリを作りたいんだけど、 GitHub でプライベートリポジトリ作るのは有料なので、Bitbucket を使うことにした。 Bitbucket はプライベートリポジトリ作り放題らしい。 GitHub アカウント持っていれば簡単にユーザー登録できた。 作業の工程Create a new repository からプライベートリポジトリを作る。 するとチュートリアルがでてきて、なんかしろって言われる。"I’m starting from scratch"を選ぶと手順が書いてある。 もう作業するファイルはローカルにあるので、ディレク

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    attsumi 2015/06/18
  • 日記を書くことについて・2015 - MEMOGRAPHIX

    ぼくの行動指針のひとつに、日記を書くことは善である、というのがある。正確には、日記を書いて公開することが善である。この話題、懲りずに定期的に書いてる気がするけど、これはぼくの制作活動の根幹に関わることなので、執拗に主張していきたい。 以前、なんで日記書いたほうがいいか っていう記事を書いた。あれから1年とちょっと経つけど、その主張は現在も変わってないし、引き続き推奨していきたい。2015年現在での、日記を書くことについての自分の見解を記すことにする。 ぼくがここで言う「日記」とは何を指すのか説明する必要がある。ぼくの中では、ある程度まとまった長さで、かつ著者の意見を含む文章を日記と呼んでいる。毎日書いているかは問題にしていない。ちなみに、感情っぽい感じ(いわゆるエモみ)が増した日記のことはポエムと呼んでいる。 エモみはともかく、こうした創作物にぼくは非常に価値があると思っている。なぜなら、

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    attsumi 2015/04/25
  • 自分は何がやりたかったか - MEMOGRAPHIX

    喉が痛すぎて声が全然出ないので、そのぶん黙って考え事をしていたら、めちゃくちゃ意識高くなってきて、おもしろいからこのテンションで書くことにする。 正直なところ、つい最近まで、ぼくは自分が何がやりたいのかよく分かっていなかった。あなたがやりたいことは何ですか、というのは就職活動の面接とかでよく聞かれる質問のひとつだけど、うまく答えるのは相当難しい。なぜ難しいかというと、それは過去に何かやってみたとか、やってみたけどできなかった、みたいな経験を元にして決めるものだと思うからだ。何もやってなかったら、自分が何がやりたいか知りようがないと思う。 上記の、つい最近まで、というのは主に学生の頃を指す。じゃあ今は分かってるのか、と聞かれると自信はないのだけど、僕は普段作ったものをインターネットに公開するとき、なぜそれを作ったのか毎回書くことにしていて、そういう習慣をしばらく続けているうちに、何に興味があ

  • [感想]「考えの整頓」読んだ - MEMOGRAPHIX

    佐藤雅彦氏による考察集というかエッセイ。「暮しの手帖」の連載をまとめたもの。 このは誕生日プレゼントとしていただいたんだけど、送り主から「一家に一冊、おすすめのです」とメッセージを添えて贈られてきたので気になっていた。 佐藤雅彦氏といえば、 電通時代に「ポリンキー」「スコーン」「バザールでござーる」のCM、独立後「だんご3兄弟」「ピタゴラスイッチ」「I.Q インテリジェントキューブ」を手がけた、驚くべき打率のヒットメーカーである。佐藤氏の名前は知らなくても、これらの仕事の名前をまったく知らない人というほうが珍しいと思う。その佐藤氏が、日頃の生活の中で見たことや考えたことを語るといった内容。 各章はわずか数ページと短く簡潔で、氏のCMの作風(簡潔・分かりやすい)を想起させる。話題はバラバラで、文体も(おそらく敢えて)統一されていない。が、目の付け所のユニークさという点が共通していて、一見

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    attsumi 2014/09/30
  • めでたさ、信じること、文化 - MEMOGRAPHIX

    自分のEvernoteから「最高の状態とは」って書かれたメモが出てきて不穏だった。最高の状態、点ではなく面だと思っていて、1個や2個めでたさアップ施策を打ったからといって、すぐにめでたくはならなくて、継続的に良いものをどんどん作って、次第にめでたい空気になって、最高の状態という雰囲気になりたい。 そのとき、何をもってめでたいとするか、という話で、自分が良いと思うものとか、面白いものを作って、それが対外的にも良い評価を得るとめでたい。仮に作りたくないものを作ってそれがヒットしても特にめでたいと思わない。だから、何かこれが良いと思えるものを信じていないと、めでたさが訪れない。 信じるということに結構興味が出てきてるんだけど、急にスピリチュアルな気分になったわけじゃなくて、信じるものがないとやってられないので、必要に迫られてのことだった。 ぼくが信じているもののひとつに、日記を書くことは善である

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    attsumi 2014/08/14
  • CSS書くだけでTumblrテーマが作れる「Tumblr Boilerplate」作った - MEMOGRAPHIX

    Tumblrテーマ、いちから作ろうとすると大変なので、あらかじめ基的なHTMLが組まれてあるBoilerplate的なのを作った。 http://sanographix.github.io/tumblr-boilerplate/ これを使うと、CSSを書くだけでTumblrテーマ作れるので、block:Post みたいなテンプレートタグとか覚える必要なくて爆速でテーマ作れる。ZENやApolloをベースにしているので、全投稿タイプに対応している。MITライセンスなのでHTML変えたかったら変えても良いです。 テーマ作りたい人とか、CSSくらいは自分で書きたい人はご利用ください。 Tumblr Boilerplate - A naked boilerplate for tumblr theme development

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    attsumi 2014/04/02
    すごい
  • デザインの解剖 - MEMOGRAPHIX

    武蔵野美術大学・デザイン情報学科の学生だった時、「デザインの解剖」というカリキュラムがあった。 デザインの解剖とは、グラフィックデザイナーの佐藤卓さんが独自に行ったプロジェクトで、コンビニやスーパーで売っているような日用品を題材に、ひとつの商品の構成要素を約20項目に分解、それぞれの項目で「どうしてこの部分はこうなっているのか」を、企業の担当者に直接取材して調査するというもの。この基フォーマットを崩さぬまま、大学の授業としてアレンジしたのが、ムサビ版「デザインの解剖」だった。もちろん客員教授として佐藤卓さんを招いている。 今までに佐藤卓さんが「解剖」した商品は、ロッテ・キシリトールガム、富士フイルム・写ルンです、タカラ・リカちゃん、明治乳業・明治おいしい牛乳など、馴染みのある商品ばかりだ。このプロジェクトは、普段私達が「よく知っている」と思っているものが、実は「よく知らない」ことに気づく

  • 美大で紙媒体専攻してた人がWebデザインやることについて - MEMOGRAPHIX

    ぼくは美術大学で4年間デザインを勉強してて、なかでも紙媒体のグラフィックデザインを専攻してた。所属研究室もプリントメディアを専門にやるところだったし、卒業制作も、なんかみたいなの作ってた。だから、ぼくがWebデザインをやっていることについて、意外に思われたり、不思議がられたりすることがある。その研究室でわざわざWebデザインを志す人は殆どいないからだ。 しかし、紙で学んだことが無駄だと思ったことは一度もなくて、むしろWebデザインで非常に役立っている。ぼくが紙媒体を専攻してた理由は、紙は歴史のあるメディアだし、グラフィックデザインの基礎をちゃんと学ぶのに最適と思ったからだ。基礎というのは、タイポグラフィの扱い方とか、ジャンプ率とか、配色とか、そういうデザインの諸ルールのことで、そのルールはそのままWebデザインに通用する。今のWebデザインの流れを見ていると、フラットデザインとか、Web

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    attsumi 2014/02/18
  • 承認の分類 - MEMOGRAPHIX

    承認されたすぎると思う。承認されたくない人たぶんいないと思う。承認には人を癒やし、人に希望を与える力があると信じているからだ。 べつに大げさに言ってるわけじゃなくて、当にそう信じている。我ながら気持ち悪いと思うんだけど、ぼくは Togetter に非公開まとめを複数作っていて、エゴサーチで他人が自分の制作物を褒めてたツイートを収集する、いわゆる「承認まとめ」を何個も作っている。落ち込んだ時とか、自信がなくなった時にそれらの承認を読み返すと、途端に活力が湧いてきて、よしがんばろうという気分になれる。 承認にもいくつか種類があると思うのだけど、自分で勝手に名前をつけて分類している。繰り返すけど分類と名前は勝手に考えたもので世間一般では全く意味をなしません。 直接的承認Twitter でメンション飛ばして「すごいですね」とか言ったり、ブログで言及するとか、相手に届くように褒めることを直接的承認

  • なんで日記書いたほうがいいか - MEMOGRAPHIX

    ぼくはこのサイト以外にもブログを複数持ってるので、たぶん年間400記事くらい書いてる。良い体験なのでみなさんも日記書いたほうがいいって何度も主張しているけど、ああそうですかって感じで、なかなか取り合ってもらえない。そこで日記を書くことについての見解をまとめた。 自分へのメリットそもそも何か自分の思っていることを表明するのは楽しい体験だと思う。スタバとかに行くと、無限に喋ってる人よく見る。思ってることを表明して、そうなんだとか、私もわかるとか言われたら嬉しい。tumblr だと Like とか Reblog されたり、記事が twitter とか Facebook にシェアされることで同等の体験が得られて嬉しい。 日記は楽しい体験である、というのが前提だけど、副次的なメリットもいろいろあって、思考の記録をつけられるのが良い。なんで思考を記録した方がいいかというと、自分の行動は割と覚えていられ

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    attsumi 2013/12/13
  • MEMOGRAPHIX

    「萌え × hoge」みたいなの、もう珍しくもなんともなくなってて、恐ろしいと思う。 流行ったのそんなに昔の話じゃないと思うのだけど、消費のスピードがものすごくて、一瞬で消費される。デザイン家電みたいな感じ。 ぼくの所属しているサークルも当初は「デザイン × 同人誌」というスローガンで活動していたのだけど、最近あんまり言ってない。若い人、デザインが良いのはもう当たり前という感じだと思う。 もしかしたら、「デザイン × hoge」も同じような速度で消費されるかもしれない。デザインだけでは訴求できない時代になるかもしれないと予想している。 じゃあデザイナーは何をしたらいいのか、というと、デザイナーが自ら企画して、面白いことをやるしかないと思う。自分で手を動かせる人が自分で考えるものづくりは強いと思う。ここで言う面白いことというのは、デザインが主役じゃなくていい。あくまでデザインは添え物。

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    attsumi 2013/08/05
  • MEMOGRAPHIX

    だいたい風呂に入ってるときか自転車に乗ってるとき、普段の倍くらい意識が高まって、急に高まった意識の作用でいろいろ考え事する。 ぼくは自分の創作活動において正しい行いをしているか不安すぎるので、最近 Analytics とか検索とかで、自分の tumblr テーマがどういう使われ方をしているのか調べてる。 このまえ、ZEN テーマが使いたくて、しばらく日記書いてなかったけどまた書き始めることにしましたっていう人のブログを見つけて、実際記事読んでみたら、自分の言葉で自分の考えを綴る感じがすごく良くて、とにかく非常にうれしくて、救われた気分になった。 ぼくは、思ったことを書いたり、なにか作ったりすることと、作ったものを公に発表することが大好きで、特に発表することについて、素晴らしく価値のあることだと思う。そして、誰かが自分も発表したいと思ったとき、余計なストレスがなく、心地よく表現できる空間があ

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    attsumi 2013/05/18
  • MEMOGRAPHIX

    昔はこういうことがあった、と後から言うのは、いくらでも都合良いようにうまいこと言える。僕は趣味で小中学生のブログを読むのが好きなのだけど、テストのこととか、このボカロPは神とか、いろいろ書いてあって大変微笑ましいと思いつつ、この子たちが大人になったらもう同じ文章は書けないよなァと思う。ぼくも昔の日記はローカルに保存していて、読んだら確実に体調崩せるけど、過去に何をやってて何を考えてたか振り返るためにたまに読んでる。 そのとき考えていたことはその時にしか書けない。恐れずに書き残すべきである。 とはいえ、それを実行するには、恐れずに書ける環境を同時に整備することも必要となる。自分から地獄にわざわざ飛び込もうとする人はいない。いまのインターネット、砂漠で歩いてたらいきなり戦車に轢かれるみたいな感じで、たとえ青信号を渡っていたとしてもダンプが突っ込んでくるみたいな理不尽な出来事が多すぎるので、すべ

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    attsumi 2013/04/18
  • MEMOGRAPHIX

    非リアの人の日記のほうが面白いと思う。 悩みなくて毎日充実しているような人が、ちまちま自分の内面を文章にしたためるとは思えない。ぼくはそうではないからこれは完全に想像なのだけど、そういう人がもしブログを開設して何か投稿する場合、それを読んでくれる友達にうぇーいwwwって話しかける感じの、メールっぽい文調になると思う。 そういうのじゃなくて、あーこの人きっとモヤモヤしているんだろうなっていうのをモヤモヤしたまま吐露するような日記が好きだ。その人自身の問題を、その人の言葉で綴った文章に出会ったとき、そのあまりの生っぽさ、人間っぽさに驚くことがある。心の内を読むようでものすごくどきどきする。他にはないユニークな体験だと思う。心の内が知りたい。

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    attsumi 2013/04/11
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