相模原市の知的障害者施設で入所者19人が殺害されるなどした事件の裁判が始まり、被告は殺害などについて認めましたが、直後に暴れだし、午後は被告がいないまま審理が進められました。検察が被告には完全に責任能力があったと主張したのに対して、被告の弁護士は無罪を主張しました。 植松聖被告(29)は101号法廷に入ると軽く一礼をして弁護士側の席に座りました。 髪は背中の中ほどまで伸びていて、黒のスーツに紺色のネクタイをしています。 裁判の「冒頭手続」で、植松被告は裁判長から証言台の前に立つように指示され、はじめに名前や職業などを尋ねられました。 これに対し、被告は「植松聖です」と小さいもののはっきりとした声で答え、職業については「無職です」と答えました。