時代の流れを読んだ、大胆な戦略で成長 タマホームと聞いて真っ先に思い浮かべるのは、タレントの木村拓哉さんをはじめ数々の著名人がCMで歌ってきた「ハッピーライフ、ハッピーホーム、タマホーム」というメロディーだという人は多いだろう。 また、住宅販売業界ということで、いわゆる体育会系の泥臭い営業会社という勝手なイメージもつきまとう。実際にタマホームも、「挨拶は相手に対する礼儀」「挨拶はすべての基本」として、挨拶を徹底する社風があり、規律の強さがあることは事実だ。しかしやはり、それだけではない。タマホームの確かな成長を支えてきた、独自の戦略をいくつか取り上げてみたい。 タマホーム 取締役副社長 玉木克弥 例えば、『創業のタイミング』。タマホームが創業した1998年は、2度目の消費税増税から一年後のこと。増税前の駆け込み需要の後で、住宅業界は大不況の時期だった。こんな時期に住宅会社を立ち上げるなど正