海外生まれの日系人として初めてWBCの日本代表に内定したカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(25)は、どんな人物なのか。日本人の母久美子さん(57)が23日、日刊スポーツの取材に応じた。名前の由来などの生い立ちから、「僕は日本代表です」と宣言した秘話など、秘蔵写真とともに語った。懸命にローマ字で「君が代」を覚えている「ニュータイプ侍」に注目だ。【取材・構成=斎藤直樹】 ◇ ◇ ◇ カリフォルニア州エルセグンドの自宅にいたヌートバーに昨年末、電話がかかってきた。栗山監督からだった。 久美子さん 冗談でしょうと信じられなかった。とんでもなくうれしかったです。会話を聞きたくて、ラーズも「そこにいていいよ」と言うので聞いていた。栗山さんと(通訳の水原)一平くんと3人。「私に(話を)振るなよ」と言っていたけど、(ラーズに)「お母さんが来たのでどうぞ」と言われて…。 “むちゃぶり”