ようやくWindows XP Service Pack 2(SP2)が正式に公開された。このサービス・パックには「セキュリティ強化機能搭載」という名前が付けられているように,単なるバグ修正モジュールの集合ではない。コンピュータ・ウイルスなど,最近世間を騒がせているネットワーク(インターネット)からの脅威に対して,あらかじめ防御する仕組みが追加された。 その1つが,「データ実行防止(Data Execution Prevention=DEP)」と呼ぶ機能だ。これは,簡単に言うと,データ領域でのプログラム実行を強制的に遮断する機能だが,大きく分けて2つの仕組みから成る。 Windows XP SP2のDEPには2種類ある 1つはハードウエアによるもので,米Advanced Micro Devices(AMD)の64ビット・アーキテクチャAMD64が備えている「拡張ウイルス防止機能(Enhanc
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