16/14nm FinFETへの中継ぎで 短命に終わるであろう20nm すでにTSMCは20nmの量産を開始しており、これを利用して製造されたチップのサンプル出荷も始まっているが、予想以上に短い命になりそうなのが20nm世代だ。公式にはTSMCおよびGLOBALFOUNDRIES、サムスンの3社が20nmをラインナップしているが、その実情はなかなか厳しい。 各社のシナリオは同じで、20nm世代は続く16/14nm FinFET世代への橋渡しである。FinFETではトランジスタ性能が改善するので、20nm世代ではトランジスタはローパワーに特化している。といっても、基本的には28nmのLPプロセスのものをそのまま20nmにしたといったところだ。 例えばTSMCの場合、28nmのLPと比較して「1.9倍のトランジスタ密度で、25%省電力」としている。もっと怪しいのがGLOBALFOUNDRIES