中銀カプセルタワービル。かつて銀座8丁目の首都高沿いにあり、まるで宇宙船のような強烈な外観に、心を奪われた人も多かったであろう。 かくいう筆者もその一人で、2021年にはひょんなご縁で7ヶ月間滞在し、その時のさまざまなエピソードを随時レポートしてきた。 残念ながら中銀カプセルタワービルは2022年10月に解体されてしまったのだが、全140カプセルのうち23カプセルを、中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトが取り外し、黒川紀章建築都市設計事務所監修のもと修復し、昨年から続々とその一部の再活用が公開された。気になる中銀カプセルタワービルのその後に迫る! ・中銀カプセルタワービル まず中銀カプセルタワービルの基本情報から。1972年に竣工された建築家・黒川紀章によるメタボリズム建築の代表作。2022年に解体されるまで50年の歴史を刻んだ。 13階建てのA棟と11階建てのB棟のツインタワーで